中日OB・中村武志が指摘した、広島に3連勝するためのポイントとは?

セ・パ交流戦が終わりました。順位は上半分がパ・リーグ、下半分がセ・リーグときれいに分かれました。韓国プロ野球チームの起亜タイガースでコーチを務める、元中日ドラゴンズの中村武志さんが、6月23日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に電話で出演。交流戦を8勝10敗で終えた中日ドラゴンズの今後の戦い方について、大谷ノブ彦(ダイノジ)と、加藤里奈とともに語ります。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くなぜパ・リーグは強い?
パリーグ6球団が圧倒的な強さを見せた交流戦。
以前中村さんは「パ・リーグの強さはDHに慣れているため」と指摘していました。
大谷「もう、そういう問題でもないような気がしてきましたよね」
中村「もうちょっとセ・パ接戦になると思ってたんですけど、一方的だったですね」
パ・リーグの強さの秘密は?
大谷は北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督の話を挙げました。
ピッチャーに完投して欲しいため、新庄監督はストライクゾーンの中で勝負するように指導しているとか。
ビッグボスの指導法
新庄監督が「ビッグボス」と名乗っていた頃に話したことがあるという中村さん。
中村「打つとか打たれるとかじゃなくて、テンポが大事だと言ってましたね」
キャッチャーだった中村さん曰く、テンポが良いということは自然にストライクが先行しているそうです。
例えば元中日エースの山本昌さんはテンポは遅かったのですが、ストライクが入るためにテンポが速く感じたそうです。つまりストライクゾーンで勝負できていたということ。
大谷「ドラゴンズってボールから入るリードがよくありますよね」
中村「先に点をやったらダメだという意識があるんです。それをなくせばもっと力を発揮できると、僕は勝手に思ってるんですけどね」
もうチームの柱
リスナーから質問が寄せられました。
「ドラゴンズのキャッチャー、ルーキーの石伊(雄太)捕手を起用していますが、武志さんは来季のことも考えて木下(拓哉)捕手が戻って来ても、育成のために石伊捕手を使い続けるべきだと思いますか?」(Aさん)
中村「もう育成という次元じゃないですね」
その心は「木下捕手、加藤捕手と並ぶチームの柱となるレベルに成長している」と中村さん。
大谷「リスナーの皆さんからも『石伊捕手の肩の強さに名前つけよう』というぐらい信頼されてるんですよ」
中村「加藤バズーカみたいな?」
大谷「石伊一直線という形で(笑)」
中村さんのことを「ブルー一直線」と呼ぶのがお気に入りの大谷。
中村「それ来週までに考えときますわ」
打順を固定せよ
前回、中村さんは「1番から3番までの打順を固定した方がいい」と提案していましたが、先週の6連戦はほぼ日替わり。
この件についてリスナーからこんな質問が寄せられていました。
「同じ打順を打ったのは金曜日と日曜日のファイターズ戦の2試合だけ。1番上林(誠知)、2番村松(開人)、3番岡林(勇希)でした。いま最も理想的だと思う1番から3番打者は誰だとお考えですか?」(Bさん)
中村「1番岡林。2番が田中(幹也)君で3番上林君がいいと思います。4番はもう決まってるじゃないですか」
大谷「4番は完全に細川(成也)選手。で佐藤(龍世)選手か(ジェイソン・)ボスラー選手が5番になる」
ちなみに大谷の理想は3番に岡林選手だそうです。細川選手が控えているので、相手は岡林選手と勝負に来ます。そこでしっかり打った場面もありました。
広島に3連勝するには?
最後に今週の勝敗予想。27日金曜日からリーグ戦再開。バンテリンドームナゴヤで広島東洋カープとの3連戦。
中村さん曰く、ここからオールスターゲームまでの20試合は「5割を目指してガチガチに勝ちにいく」期間だそうです。
中村さんと、カトリーナこと加藤里奈は2勝1敗と予想。大谷は?
大谷「3連勝に決まってるでしょう」
中村「もう止めときなさいって。気持ちはわかるんですけど、先週も5勝1敗とか、たわけたこと言ってなかったですか?」
大谷「たわけって言うんじゃないよ!(笑)。3連勝あるでしょう」
揉めながらも「3連勝はある」と中村さん、「大事なのは初戦」と明言します。
大谷「初戦取ればある?」
中村「だって初戦取らないと3連勝ないですもんね」
興奮気味の大谷に対し、冷静に答える中村さんでした。
(尾関)
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