「とりあえずビール」はもはや死語!アルコール事情の現在

お酒の席で1杯目といえば、かつてはビールと決まっていました。特に男性は最初に「とりあえずビール」と注文したり、大勢の注文を取る時に「生中の人」と、大多数の人が1杯目にビールを頼むのを前提として注文のアンケートを取ったりしていました。しかし、最近は40代以上でも半数近くが1杯目がビールではなくなっているそうです。若者のみならず、ビール離れは進んでいるのでしょうか。6月9日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、『@DIME』(小学館)の記事を基に、パーソナリティの北野誠と大橋麻美子、シンガーソングライターの河原崎辰也の3人でトークを繰り広げました。
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番組で主催している飲み会「マコ酒RUN」では「とりあえずビール」が原則で、1杯目にビール以外の人を個別に尋ね、2杯目から自由にオーダーしています。
それはビールをピッチャーでまとめて持ってくることができて、お店の人が楽だから。
最初からさまざまなものを頼むと、乾杯までに時間がかかってしまいます。
しかし最近飲料の種類も増え、必ずしも1杯目がビールとは限らなくなってきているようです。
ビール以外の炭酸系ではジンソーダやハイボールの他、レモンサワーが大人気。
レモンサワーひとつとっても、生搾りやら輪切りのレモンが入ったものやらさまざまな種類があります。
レモンサワーが大人気
「ハイボールやサワーは儲かる一方で、瓶ビールは儲からない」と北野。
かつてワインバーの経営に携わっていたこともあり、「もし飲食店を再びやるんやったら、瓶ビールは出さないですね」と続けます。
北野「基本的には生ビールを1杯ぐらい飲んだら、サワーとかハイボールとかに行ってもらうお客さんは、ああ良かったと思うんですけど、店からしたら生ビールでしか置きたくないという店も。利益率から考えたら、絶対サワーなんですよ」
河原崎「そうですよね、シロップちょっと入れてガーッて」
北野「そこにレモンのスライスなんか入れて、炭酸入れたら。炭酸も氷も安いから、そらめっちゃいい飲みもんですよ」
ビールは大人の証明!?
以前は会社の飲み会で男性がレモンサワーを頼むと、「なんでそんなジュースみたいなのを飲んでるのか?」と言われることもありました。
しかし「若いんだからもっと飲まないと!」と強制的に勧めることはパワハラになります。
その点では、昔よりお酒の弱い人も参加しやすくなったということはあるようです。
若者に敬遠されることが増えてきたビールですが、かつては「ビールの味がわかると大人になったと感じる」ということもありました。
北野「僕から言わせりゃ、ビールは今みたいに生とかなかった時、瓶ビールの時代って本当苦かったですから。特にキリンラガーなんかめちゃくちゃ苦かったです。あれをうまいと思えるようになった時、初めて大人になったかなあと」
今は多くのお店でたくさんの種類のお酒が飲めるのは、選択肢が増えて楽しいことではないでしょうか。
(岡本)
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