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「環境に優しい容器」としてガラス瓶に再評価の機運

「環境に優しい容器」としてガラス瓶に再評価の機運

中高年世代の方には馴染み深いガラス瓶が、最近「環境に優しい容器」として再び注目されているそうです。10月29日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーがこのニュースについて紹介します。

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リターナブル瓶

ペットボトルのリサイクルが当たり前のように浸透していますが、より以前から利用されていた環境に良いボトルといえば「ガラス瓶」でした。
中高年世代には馴染み深い「ガラス瓶」。

小高「つボイさんの世代はガラス瓶 ?」

1949年生まれのつボイは「そうです」と答えます。
かつて牛乳、ビール、サイダー、ラムネなどの飲料は、飲み終えたら瓶を販売店に返却していたことを思い出すつボイ。

つボイ「お金になりましたよ」

ガラス瓶は回収後、砕いて別のガラス製品として生まれ変わらせるリサイクル、あるいは洗ってリユース(再利用)もできます。
化粧品などの瓶(ワンウェイ瓶)が利用後リサイクルに回るのに対し、牛乳瓶や酒瓶のようにリユースを前提として作られたものは「リターナブル瓶」と呼ばれているそうです。

瓶飲料を飲むと小説がもらえる?

近年。洗って使える「リターナブル瓶」を見直す取り組みが行われているようです。

その一例が、日本ガラスびん協会がの取り組み。
リターナブル瓶の飲料を飲んだ人に、オリジナルの短編小説がプレゼントされる「つづくにつづけ」というイベントが開催されています。

飲食店や銭湯が参加しており、冊子は4冊(1冊に2作品ずつ8作品)で、10月27日から12月初旬にかけて配られます。
1本のリターナブル瓶が作品をまたいで登場するそうで、内容にも興味がそそるように工夫が凝らされています。

小高「登場人物の手を(瓶が)渡りながら、物語を綴っているそうです」

つボイ「参加しているのが『銭湯』というのが、面白いですね。フルーツ牛乳とかよく飲んでましたから」

「渡っていく、つづいていく」というリターナブル瓶の本質を文学で表現したユニークな試みの執筆者は、作家・お笑い芸人・俳優・ラジオパーソナリティなど多彩な面々。
愛知県出身のタレント・松井玲奈さんも加わっており、作品が後日ネット公開されるそうです。

つボイ「銭湯で飲む瓶牛乳、なんか美味しいんですよ。あれが目的で行ってたくらい楽しみで」

瓶を使い回す取り組みも

また瓶の回収には、生活協同組合(生協)なども積極的に取り組んでいます。
リターナブル瓶の種類を極力減らすべく、醤油・白だし・みりん・ジュースなどを同じ大きい瓶で販売したり、ジャム・マヨネーズ・ケチャップを同じ小さい瓶で販売しているそうです。

こうした瓶を使い回す前提の「グリーンシステム」という取り組みは様々な賞を受賞しているそうです。

つボイ「なるほどね。種類を減らしていって」

小高「瓶の規格を一緒にしちゃう」

つボイ「確かに、同じ形の瓶でもいいわけですもんね」

とはいえ、重いガラス瓶は輸送コストの問題や、破損のリスクもあり、これまでは利便性の高いアルミ缶やペットボトルに置き換えられてきました。

一方で近距離の流通など上手な工夫により、瓶はゴミを減らし、環境への負担を減らす強い味方になると語るふたりでした。
(nachtm)
 

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