本を忘れただけなのに…CBC瀧川アナが引き起こした警察沙汰の大騒動

次世代の人気アナを目指す若手アナウンサーたちがしのぎを削る、のびのびトーク番組CBCラジオ『アナののびしろ』。5月31日の放送では、瀧川幸樹アナウンサーが24歳の誕生日に起きた忘れ物事件を告白。レンタルサイクル会社、警察、弁護士志望の友人まで巻き込んだ必死の奮闘劇は、思わず笑ってしまうオチが待っていました。
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瀧川は5月18日に24歳の誕生日を迎えました。
CBCには福利厚生のひとつとして、誕生日にケーキか図書カードをもらえる制度があります。読書好きの瀧川は毎年図書カードを選択しており、今年も3,000円分の図書カードを手に入れました。
最近は小説ばかり読んでいたため、今回はビジネス書に挑戦することにした瀧川。しかし本屋で予算を大幅にオーバーし、結果的に5,000円分の本を購入してしまいました。
「計画性のない僕ならではの行動だったんですけども」
3冊の本を購入し、意気揚々と家路につきました。
翌朝の絶望
本屋からの帰り道、瀧川は普段からよく利用しているレンタルサイクルを使って帰宅しました。しかしこのとき、購入した本をカゴに入れたまま自転車を返却してしまったのです。
翌朝になってようやく本を忘れたことに気づいた瀧川は、急いで自転車のポートに向かいます。幸い昨日乗っていた自転車はまだありましたが、カゴを見ると本だけがなくなっていました。
「絶望の淵です、もう本当に。めちゃくちゃ楽しみにしてた本だったのに」
諦めきれない瀧川は、まずレンタルサイクルの会社に電話をかけましたが、本は届いていませんでした。
忘れ物について尋ねると、「弁当箱や携帯、財布は多いものの、本を忘れる人は珍しい。本は届ける人も少ないため、もしかしたら届かない可能性があります」と言われてしまいます。
警察へ遺失物届を提出
まだまだ諦めきれない瀧川は、次に警察に電話をかけました。状況を説明すると、「遺失物届」か「被害届(盗難として扱うとき)」のどちらにするか聞かれ、瀧川は手続きが簡単な遺失物届を選択しました。
瀧川が「落し物は届けないといけないものですか?見て見ぬふりをしてはいけないんですか?」と尋ねると、「落とし物は近くの交番に届けるのが義務なので、見つけたら届けるようにしてください」と言われたそうです。
ただし今回の件については、金銭目的でもなく袋に入っているため怪しく見え、「誰も届けない可能性が高い」と言われてしまいました。
法律相談に発展
ここまで来たら突き詰めようと考えた瀧川は、中高からの知り合いで弁護士を目指している友人に相談することにしました。
友人から教えられたのは、所有権の複雑な仕組みでした。瀧川と盗人のふたりだけの間であれば本の所有権は瀧川にあります。しかし、盗人が誰かに渡した場合は、第三者に所有権が移転するため、瀧川が第三者から無理やり本を奪い返すと、瀧川の窃盗罪になってしまうというのです。
さらに今回の一番の問題点は、瀧川が本を一晩放置していたこと。友人からは「君のものが返ってくる確率は極めて低い。今回は諦めた方がいい」と言われてしまいました。
奇跡の連絡
諦めなければいけないのかと思った矢先、レンタルサイクルの会社から本が届いたという連絡がありました。
ようやく本が読めると喜んで本社に向かった瀧川でしたが、ここで最大の試練が待っていました。本の確認作業です。
「『教養としての投資、自己肯定感のリセット、承認欲求について。この3冊でお間違いないですか』。って言われたんですけど…」
瀧川が購入していたのは、自己啓発本でした。「誰かに見られるのが恥ずかしい」と感じてしまう本を、担当者に1冊ずつ丁寧に確認されてしまったのです。
「細い喉の管で『はい(高い声)』って言ったんですけど。本当に恥ずかしかった。あんな恥ずかしい思いをね、まさか忘れ物でするとは思いませんでした」
そして瀧川は、この一連の出来事を振り返りながら番組を締めくくります。
「今回自己啓発の本を3冊買ったんですけども、たくさんのところに電話したりとか、友達に聞いたり、それまでの一連の流れ、この全てが私にとっての自己啓発でした」
24歳の誕生日を機に始まった忘れ物騒動は、思わぬ形で本当の「自己啓発」体験となったのでした。
(minto)
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