弟が「こどおじ」化…抜け出す方法はある?
『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)の1コーナー「大人電話相談室」では、恋愛や仕事、人生など大人ならではの悩みに対し、パーソナリティの北野誠が解決に向けたアドバイスを行なっています。10月30日の放送では、弟が大人になってもずっと定職につかず、今はいわゆる「こどおじ」と化しているため、将来を心配する兄からの相談に乗りました。
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相談者は30代半ばの男性Aさん。弟さんのBさんはAさんより2歳年下で実家暮らし。
もともとは内向的な性格ではあったものの、決定的となったのは県外の大学に進学した時のこと。
留年を3回してしまった後、最終的には自主退学。
大学からは「Bさんは大学に馴染めず、進級のシステムもよく理解できていないようなので、このままでは良くない」と注意を受けていました。
しかし、人付き合いが苦手だったことで単位取得の情報が入手できなかったり、研究がしづらかったりしたからか、大学での勉強がうまくいかなかったようです。
今はやりたいことがなく
退学後は実家に帰り、1~2年ほど地元のハローワークに通った後、カラオケ店のアルバイトを始め、それは5~6年ほど続けたそうです。
ただ、そのカラオケ店も夜勤が多いなどつらいことがあり、現在は辞めてしまいました。
その後しばらく無職になった後、両親のツテで公民館の守衛さんを週3ほど行っているとのこと。
AさんとBさんは仲が悪いわけではないため、Aさんが実家に帰った時は将来の話になり、そこでは「資格でも取ってカラオケ屋の経営でもしようかな」と、漠然とした話になるそうです。
人を動かす方法
今後、Bさんは独り立ちできるかどうかという相談ですが、北野はまず「漠然とした未来を語っている時はダメ」と断言。
北野がかつてワインバーの経営などに携わっていた時、周りで働いていた人と話をした際に「まず100万円を貯めよう。それなら店を持てるから」と提言したそうです。
「何をしたいか」という漠然とした問いに対し、ふわっと答えている状況では何をしたら良いのかわからないため、なかなか次の1歩が踏み出せません。
実際に行動できる人は1年半ほどで100万円を貯めて、次のステップへ進めるというわけです。
第1段階として100万円を貯めるという目標を立てると、逆算して何のバイトをすれば良いか考えます。
時給が何円で1日にこれだけ働いて週何日働くと月いくら稼ぎ、それをいくら貯金に回すとしてと考えていくと「時給がいくらのバイトを選ぶべきか、1日何時間、週何日働けば良いか考えるようになる」と話す北野。
100万円を貯めた場合の効果
100万円を貯めることには、次の仕事に必要なお金を得るというのはもちろんのこと、別の効果もあります。
北野「100万貯めたら顔つきが変わってるから大丈夫。貯めれたという自信が生まれる、そうすると人間変わるよ。金の貯め方の計算を理詰めでやんねん。アバウトな提案をすると、アバウトな返事で揉めんねん」
具体的なイメージを持たせることで、人は行動に移すという北野の提案に、納得するAさんでした。
(岡本)
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