カツにサンドイッチにつけ汁も!青果店スタッフおすすめの「らっきょう」活用術

月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、旬の食材を紹介しています。5月19日の放送では、名古屋市中央卸売市場セントライ青果北部市場本社の一橋さんが「らっきょう」をピックアップ。様々ならっきょう活用レシピも紹介しました。
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シャキシャキした食感と独特の香りが特徴のらっきょうは主に鱗茎と呼ばれる膨らんだ茎の部分を食べます。
そのまま食べると辛みが強く刺激が強いので、漬物などにして食べるのが一般的です。
芽を少しだけ残した状態の「根つきらっきょう」や「土つきらっきょう」と、根を綺麗に切り取り薄皮も取り除き、薄い塩水で芽止め処理しすぐに使える状態にされた「洗いらっきょう」があります。
また、若取りしたものが「エシャレット」として出回っており、らっきょうと比べて風味がマイルドで生のまま食べられるとのことです。
らっきょうといえば甘酢漬けが一般的で年中出回っていますが、旬は5月~6月頃。
生のらっきょうは今の時期だけの季節感を感じることができる野菜の1つです。
一橋「多くの野菜が年中出回っていて、なかなか季節感を感じることのできる野菜は少ないので、スーパーもこの時期になりますと、前の方に目立つように置いて季節感を演出しております」
鳥取県が最もらっきょうの生産量が多く、次いで鹿児島県、宮崎県で生産されています。
比較的丈夫で水や肥料を吸う力も強いので、開墾地や砂丘など痩せた土地でもよく育つとのこと。
実際に鳥取県では有名な鳥取砂丘を、鹿児島県では吹上砂丘を主な産地とする「砂丘らっきょう」が有名です。
その他「鳴門らっきょう」で知られる徳島県、「島らっきょう」の産地である沖縄県、「花らっきょう」の福井県と続きます。
美味しいらっきょうの見分け方、保存方法
らっきょうは白くふっくらしていて、傷がないものが美味しい証拠。
表面が緑がかったものは日に当たりすぎて硬くなっていることがあるので、なるべく避けた方がいいとのこと。
また、出荷時期が遅いものの方が身の締まりが良くなるそうです。
芽が伸びすぎているものは収穫から時間が経過している可能性があります。
伸びた場合は芽の部分を切り落としてから使用してください。
ただ、らっきょうは成長が早くてすぐ芽が伸びてしまうとか。
購入したらできるだけ早く漬物などにしてください。
漬けた後のらっきょうは基本的には常温保存で構いませんが、できるだけ暗くて涼しい場所で保存するのがいいとのことです。
活用レシピその1「らっきょうカツ」
甘酢漬けが定番ならっきょうですが、生のまま刻んで炒め物に使ったり、そのまま天ぷらにしても美味しく食べられます。
一橋さんのおすすめは、らっきょうの甘酢漬けを使った「らっきょうカツ」。
作り方はとても簡単です。
レシピ
①軽く塩コショウした豚肉の薄切りでらっきょうの甘酢漬けを巻く。
②爪楊枝などで留めて油で揚げる。
らっきょうのシャキシャキとした食感と甘酸っぱさが癖になります。
ころんとしてて食べやすいので、おつまみにも最適です。
活用レシピその2「らっきょうのサンドイッチ」
他にもらっきょうの甘酢漬けを刻んでいろんな料理に加えると良いアクセントに。
一橋さんがよく作る活用料理はサンドイッチです。
こちらのレシピも簡単。
①ゆで卵やシーチキンに、刻んだらっきょうの甘酢漬けを加る。
②マヨネーズや塩コショウなどで味付けして、パンで挟む。
一橋「これだけでいつものサンドイッチがワンラックアップするので、ぜひやってみていただいたら」
つけ汁も活用!
一橋さんは残ったらっきょうの甘酢漬けのつけ汁も活用するとのこと。
切った野菜を入れてピクルスにしたり、ドレッシングに加えたりと活用法は様々。
おすすめはつけ汁に大根おろしを入れただけのドレッシングです。
一橋「さっぱりしていて、ジメジメするこれからの季節にぴったりなドレッシングです」
簡単で美味しい活用レシピで、様々ならっきょうの味わい方を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)
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