青森からの挑戦状!全面リンゴ色の「アオモリックキューブ」が話題に

青森県で昨年10月に登場した「アオモリックキューブ」が話題を集めています。「青森からの挑戦状」と銘打ち、「難しすぎる」と話題のこの商品は、限定1,000個が1か月あまりで完売しました。5月22日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、青森県観光交流推進部 観光政策課 観光コミュニケーショングループ主事の桜庭あやさんに、この珍しいルービックキューブの魅力と開発背景について詳しく伺いました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く微妙に違う「赤」
今月、東京都内にある青森県のアンテナショップでこの「アオモリックキューブ」を販売したところ、当初の入荷分が初日に完売しました。
このルービックキューブの最大の特徴は、6面すべてが赤色で構成されている点です。
よく見ると黄色い点々があったり、黒い部分があったりと、それぞれ微妙に異なっています。実は「富士」「ジョナゴールド」「世界一」「紅玉」「千雪(ちゆき)」「陸奥(むつ)」の、6品種の青森県産リンゴの表面が表現されています。
6品種の個性は?
桜庭さんによると、「富士」は世界で最も多く生産されている品種。「ジョナゴールド」は酸味がやや強くてジューシー。「世界一」は名前の通り1キログラムを超えるほど大型で、紅色の縞模様が特徴です。
「紅玉」はアップルパイのリンゴ。「千雪」は果肉が変色しにくく、見た目は雪が降ったようなドット柄。
特に面白いのが「陸奥」で、袋掛けをするかしないかで色が変わります。袋掛けをすると赤くなり、しないと黄色っぽくなるそうです。
ルービックキューブを選んだ理由
このアイデアは桜庭さんの前任者が2023年に提案したもの。2024年に50周年を迎えるルービックキューブとコラボした商品を作りたいという思いから、開発がスタートしたということです。
また、リンゴそのものは食べてもらえば青森産の美味しさが絶対に伝わるものの、全国的には手に入りづらいという課題もあります。
一方で、ルービックキューブなら幅広い年齢層の人に楽しんでもらえて、見た目の特徴も改めて感じてもらえるのでは、という狙いがあったそうです。
「めちゃくちゃ美味しそう!」
実際の商品は、テカリや筋の入り方、グラデーションまでしっかりと表現されています。永岡歩アナウンサーは「めちゃくちゃ美味しそうに見える!」、山本衿奈は「本当に四角いリンゴ!」と評価しました。
ただし、6面すべてが赤いということで、桜庭さんは「なかなかできる人は少ない」と話します。桜庭さん自身も「できます!と言えるように練習中」で、実際にはまだ1面しかそろえられないそうです。
「アオモリックキューブ」は第2弾として5月1日から、県外での初販売とECサイトでの販売も開始されました。価格は3,300円です。永岡は「持ってみると、愛着がわく。かわいらしい」、山本は「やってみたい!」と、それぞれお気に入りの様子でした。
リンゴの産地として知られる青森県が、従来とは異なるアプローチで全国にその魅力を発信する取り組みとして、今後も注目が集まりそうです。
(minto)
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