3月9日は「ミクの日」。15歳リスナーが生まれた頃の「初音ミク」楽曲をリクエスト!

クリプトン・フューチャー・メディアから2007年8月31日に発売されたバーチャルシンガー「初音ミク」。ファンの間では、8月31日=誕生日を「おめでとう」の日、そして3月9日=ミクの日として「ありがとう」を伝える日としています。3月9日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU』では、「ミクの日」のオンエアということで、パーソナリティの清水水藍が、初音ミクが歌う楽曲をリクエストを交えて紹介しました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くザ・初音ミク
オープニング楽曲は、世界最大規模のボカロ楽曲レーベルKARENT(カレント)から清水が選曲した「World Painting」(purini feat. 初音ミク)。
「ミクの日」の番組を生放送にしたいと考えた清水。しかし、思いついたのは放送3日前のこと。編成部スタッフに可能か確認したそうです。
清水「えっ?って言われてダメそうな雰囲気だったから、ゴリ押しはしませんでした」
気をとり直し「World Painting」を選曲した理由を語ります。
ミクの日に相応しく「ザ・初音ミク」の雰囲気を持つことや、キラキラしたエレクトロサウンド、未来を思わせる歌詞が「電子の歌姫」の愛称を持つ初音ミクにぴったりだったとのことです。
初音ミク関連のイベントも続々
4月から国内ツアー『初音ミク JAPAN LIVE TOUR 2025 ~BLOOMING~』が開催されます。開催地のひとつ・沖縄では国際通りを舞台にした『CHURA MIKU STREET』がこの日から6月1日まで開催されます。
また青森県弘前市と北海道函館市では「桜ミク」×「ひろはこ」のコラボイベント「ひろはこ 春の観光キャンペーン」も開催されています。
そんな中、情報が公開されたのが、毎年恒例の一大イベント・初音ミク「マジカルミライ2025」。今年のテーマは「星河一天」と発表されました。
清水「漢字4文字は珍しいんじゃないかと思う。たくさんの星が空一面に川のように輝いて見える様子から着想し、満天の星空の下で歌うミクのビジュアルを担当したのがTivさん、テーマソングは*Lunaさんが担当されています」
放送時点で、テーマソング「ラストラス」は一部のみ公開中です。
16年の月日を繋ぐかのようなリクエスト
そして続いて「sing2song」(クワガタP feat. 初音ミク)をオンエア。
リクエストを投稿したのは、三重県在住の15歳のリスナーAさん。
「sing2song」が投稿されたのは、Aさんが生まれたと思われる2009年です。
楽曲について「まさに2009年の音だと感じた」と清水。
現行商品の「初音ミク」はV4Xと独自仕様のNT。
2009年時点の「初音ミク」はV2(VOCALOID2)でしたが、清水はこの曲で聴かれる高音を「平成という時代の音、ノスタルジックでとてもいい」と懐かしみます。
清水「この曲を番組でオンエアするために、私ずっとクワガタPさんに連絡を取ってたんですよ。何とか楽曲をかけていいという許可をいただいて、せっかくならと3月9日にオンエアしています」
連絡を取る中で知ったのが、くわがたPさんが愛知県出身という事実。
現在は違う場所に住んでいるそうですが、「地元の放送局でオンエアしてもらえるのはありがたいです」というコメントもいただいたそうです。
2009年生まれと思われるAさんが、2009年にくわがたPさんが初投稿した曲を「人生で初めて出会ったボカロPさん」とリクエストした一連の流れに、「番組をやっていて良かった」としみじみ語る清水。
なお、番組後半では春改編の突破と、ジャパンツアー名古屋公演の翌日4月27日に番組イベントを開催することも発表されました。
(葉月智世)
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