なぜ?高校球児がJAでアルバイト
愛知県田原市にある福江高校の野球部員たちが、12月から2月の日曜日に、JA愛知みなみ渥美集荷センターでアルバイトとして働いています。働く理由はトレーニングジムの会費を稼ぐため。どうやら、アルバイトを通して球児たちには得るものがあるとか。12月25日の『CBCラジオ #プラス!』では、永岡歩アナウンサーとつボイノリオが、この話題について中日新聞の記事をもとに触れました。
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高校野球では欠かせないトレーニング。
走り込みやノックだけではなく、プロアマ問わずジムやマシンを使う時代です。
しかしスポーツジムは年間6万6000円の費用がかかり、高校生には負担が大きすぎます。
さらに市外から入学し、寮生活をしている球児も少なくありません。
そこで野球と日常生活の一助となるように、監督がJA側に打診をし、1週間のうち唯一練習がない日曜日にアルバイトができるようにしました。
希望者7人が働くことになり、朝8時半から夕方5時まで働いています。
アルバイトを通して学んだこと
永岡「素晴らしいのは石川副キャプテンの言葉」
石川君は「立ち仕事、正直きついです。ただものすごい数のトマトを集荷する。授業では学んでいたんだけれども、田原の農業ってすごいなと改めて気づいた」と取材で語っています。
アルバイトをすることで、何時間働けば道具を買えるかがわかり、バッティンググローブなどの消耗品も簡単に買い替えるものじゃないと感じたそうです。
このように学びまであるというアルバイト。
ただ野球に打ち込むだけでは得られないものがあります。
パーソナリティ、渥美の良さを語る
この話題について、つボイは「渥美の農業のすごさを感じられる良い機会なのではないか」と語ります。
田原市には収入が一千万という「8桁農業」を目指して頑張る若い世代や、4Hクラブ(青少年クラブ)という、頭文字が Hの4つのキーワード「Head」「Heart」「Hand」「Health」を頭に置きながら農業に携わっていく団体が活躍しているんだとか。
つボイ「私も昔、田原に呼ばれて感銘を受けたので、学ぶところは多いと思いますよ」
永岡も超高級から安価なメロンまで、ロケで行って初めて田原の魅力に気がついたそう。
そんな良さを田原に在住、在学している生徒たちもアルバイトを通して、実際に見て触って感じることができるのではないでしょうか。
その結果、プロ野球選手を目指すことはもちろん、農業をやってみたいと思うきっかけにもなるかもしれません。
(ランチョンマット先輩)