これが飛行機の世界!マイレージ格差に見る資本主義の現実
12月11日放送のCBCラジオ「北野誠のズバリ」。この日のテーマは「情けない」。リスナーAさんが体験した「情けない」エピソードは、飛行機内で妻との格差を痛感した瞬間の話でした。上級マイレージ会員の奥様に対し、キャビンアテンダントが丁寧な挨拶をする一方で、自分には申し訳なさそうな表情を浮かべる。その現実に、Aさんは肩身の狭い思いをしたそうです。北野誠、松岡亜矢子、原武之弁護士がこの話題に笑いを交えつつ深掘りし、飛行機ならではの資本主義の縮図について語り合いました。
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旅行会社に勤務しているAさん。仕事柄、国内線の飛行機に乗る機会が多いため、国内の航空会社のマイレージカードは比較的上のクラスだそうです。
しかし、海外出張が多い奥様はさらに上級クラスのマイレージ会員で、その差が夫婦間で明らかになる場面に出くわしたそうです。
「先日、妻と一緒に飛行機で旅行したときのことです。客室乗務員のクルーさんがわざわざ妻のそばに寄ってきて、『〇〇様、本日はご搭乗ありがとうございます』と挨拶をしながら、夫である私の手前で申し訳なさそうな表情を浮かべ、妻と私の間の空間を見つめていました」(Aさん)
その光景を想像し、松岡が思わず笑ってしまったのも無理はありません。
ラウンジの利用にも現れるランクの違い
「なんか情けないです…」(Aさん)
原弁護士「まっ…まあね、しょうがないね、マイレージが多けりゃさ」
北野「持ってるマイレージのカードも色が違いますからね」
さすがの原弁護士でも、こればかりはどうすることもできません。
北野は、空港で最も差別を感じるのは「待合ラウンジ」だろうと指摘します。
奥さんのカードであれば無料で利用できるのに、Aさんのカードでは1,000円ほど支払わなければ入れない、そんな状況もあり得るというのです。
さらに、原弁護士は「入国時の行列」にも言及します。
原弁護士「違いますよね。『あなたはこっち、あなたはこっち』ってね。旦那さんは並ばされるわけですよね、かわいそうに」
空港で垣間見る資本主義の現実
以前、仕事でハワイに行った際にビジネスクラスを利用した北野は、その待遇の違いに驚いたそうです。
北野「下ろしてくれるのも早いし、ゲートも早い。全然違いますよ、やっぱり」
原弁護士「すごい資本主義だなーと思いますよね」
北野「資本主義(笑)」
空港では、資本主義の仕組みが目に見える形で表れているようです。
北野「新幹線はあそこまで露骨なことはないから。『ささささ、どうぞどうぞ』ってないもんね。飛行機だけ」
空港のサービスには、利用者のステータスが露骨に反映されていることが改めて浮き彫りになりました。
エコノミーは「石」?原弁護士の悲しき名言
原弁護士「めっちゃ差別ですよ」
ここで原弁護士から、悲しき名言が飛び出します。
原弁護士「エコノミーは、その辺の石みたいな感じ」
北野「石!石!(笑)」
松岡「河原の石ー」
原弁護士「なんかそんな扱いで座ってますよね。みんな待ってますよ」
北野「今度、河原行って積んでこよ。なんで積まなあかんねん!」
思わず笑ってしまうAさんのエピソードでしたが、これも飛行機ならではの現実と言えるのかもしれません。
(minto)