トンツカタン・森本、「≠ME」イベントで体験した“スベる”の上の悲しみ
『真誠presents 大久保佳代子・森本晋太郎のどうぞご自由に』は、愛知県田原市出身の大久保佳代子さんと、事務所の後輩であるトンツカタン森本晋太郎さんが届ける30分番組。11月9日の放送では、森本さんがアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」のイベントでMCをした際のちょっと切ないエピソードを披露しました。ラストの曲に急遽飛び入り参加することになった森本さんは、スベるよりももっと悲しい経験をしたというのです。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く予定外の出演打診
お笑い芸人という仕事柄、さまざまな仕事でウケたりスベったりするという大久保さんと森本さん。芸人として最も悔しいのは、やはりスベることです。
先日、指原莉乃さんプロデュースのアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」のファン感謝祭で、MCを務めた森本さん。
基本的には企画がメインのイベント。最後に1曲だけ披露する場面で、森本さんは袖にはける予定でした。
ところが本番直前、イベントで使った大きな優勝旗を、その曲中にステージの端っこで振り回すという役割を打診された森本さん。
その曲中だけ「動画撮影OK」という状況でしたが、森本さんはそれも問題ないと答え出演を快諾しました。
「ウケるつもりでやろう!」
いよいよ本番。森本さんの登場のタイミングは、曲の落ちサビの部分です。
「どうなるんだろう。大ウケする可能性もあるし、大スベりの可能性もある」と不安があったという森本さん。
それでも「とんでもなくウケる可能性もあるから、ウケるつもりでやろう!」と思っていたそうです。
いよいよ登場! ところが、そう。繰り返しますが、この時は唯一の「動画撮影OK」のタイミングでした。
森本「みんな自分の推しメンをカメラに収めてる状態で、僕が現れたんですよ。何か反応するにしても、笑ったり声を出したりしたらその動画に自分の声が入っちゃうから声も出さないし」
スベるより上があった
さらに森本が登場したのはステージの端っこ。推しメンの動画を撮るのに必死なファンが多かったため、森本が突入してきたことに気付いていない人も多かったのです。
森本「だから僕、ウケるでもスベるでもなく、全員に無視されたんですよ」
大久保「怖い。みんなの視界に入ってないんだ。怖っ」
森本「のちにXとか見たら『あっ、森本さんいたんだ』みたいな」
芸人としてあまりにも悲しすぎる言われ方です。
森本「今までスベるのが最悪と思ってたんですけど、その上がありました。無視。まだスベりたかったな、っていう」
大久保「本当だ。なんて過酷な状況で旗を振ってたんだろう」
ほぼ気付かれていない中、森本さんはステージの端っこで一生懸命に旗を振っていました。
贅沢な悩みだったんだ
森本「スベるのはシーンとするわけじゃないですか。でもスベりのシーンじゃないのがわかるというか」
大久保「なるほど、確かに。見られてないのが一番怖いね」
森本「あんだけ大きな旗振っといて、見向きもされてない怖さ、震えましたね」
今までのスベりが「まだよかったんだ、贅沢な悩みだったんだな」と感じたといいます。
ジャッジされるステージに立てる幸せを思い知った森本さんでした。
(minto)