税金滞納で差し押さえ。フェラーリが過去最高額でオークションへ
10月22日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、とあるニュースが取り上げられました。ネットオークションにフェラーリが出品され、過去最高額の入札価格となったというニュースです。さて一体どのようなオークションなのでしょうか?さらにこのフェラーリは、なぜ出品されたのでしょうか?つボイノリオと小高直子アナウンサーがコメントしています。
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今回出品されたのは、ガンメタリックの車体を持つ「フェラーリ F12tdf」です。
これは「サーキットでも十分通用する、究極のロードカー」をコンセプトとして、799台という限定数で生産された特別モデルです。
最低入札価格は過去最高額の7130万円。
以前の最高額は過去に出品された別のフェラーリの5680万円で、こちらは9430万円で落札されました。
今回の出品では1億円を超える価格での落札が予想され、注目が集まっています。
実はこのフェラーリ、個人ではなく東京国税局によって出品されたものです。
出品先のオークションは「KSI官公庁オークション」。
これは税金滞納などによって差し押さえた財産を、強制的に売却するインターネット公売です。
実はわけありな経緯で出品された超高級車フェラーリなのでした。
国税庁の担当者は「適正かつ公平な課税・徴収の実現のために、滞納処分を実施している。落札された代金は滞納者の税金の支払いに充てるので、多くの人に参加してほしい」と話しているようです。
オークションの参加申し込みは10月30日まで、入札は11月11日から13日にかけて行なわれる予定だそうです。
憧れのフェラーリオーナー?
このニュースに、現在車の購入を検討中というリスナーからの投稿が。
「差し押さえられたフェラーリ、最低価格7130万円で競売へということでちょうどいいと思いましたが(中略)しかしよく考えたら消費税だけでも700万かかりますから、それだけでピカピカの新車が買えてしまいます」(Aさん)
小高「本当ですよね(笑)」
つボイ「消費税だけでうちの車の2倍、いや3倍はしとるやん(笑)」
さすがは超高級車、次元が違います。
「つボイさんには大したことのない金額でしょうね」と投稿を締めくくったAさんでしたが、買う・買わない以前にフェラーリにはあまり興味がないと話すつボイ。
つボイ「それよりもフェラーリを購入したにもかかわらず、差し押さえという形で手放さなくてはならなくなった人生の方に興味があります」
小高「逆に買う人の方にも興味がありますね」
売るに至った人、新たに買う人。
フェラーリオーナーになるような人は一体どんな人なのでしょうか?
お金持ちの人生に、つボイも小高も興味があるようです。
つボイの持論
つボイ「でも私、金持ちはずっと金持ちだと思うんです」
自身の知り合いの様子を見て、そう感じたというつボイ。
つボイ「その人は大きな会社をやっていたんですが、それが潰れてしまいまして。立派な屋敷も何もかも全部手放すことになってしまったんです」
「人生いろいろやなぁ」と思いながら過ごしていると、その知人から引っ越しの知らせがあったそうです。
つボイ「手紙を受け取って新しい家に行ってみるとね、高級マンションに住んどるんですよ。会社潰れても家手放しても、結局どこまで行っても金持ちは金持ちなんやなって」
小高「なるほど。どんな人生が絡んでいるのか、ちょっと私たちには計り知れませんがね」
お金持ちにもお金持ちなりの波乱万丈、紆余曲折があるのかもしれません。
フェラーリを購入したり、手放すことになったり。会社を経営したり、潰れてしまったり。
リッチな生活の半面、大変なことも多いのかもしれません。
お金持ちの人生ってどんな風なのか、少し覗いてみたいような気がします。
(吉村)