悩むシングルファザー。高2の娘に「あの人がお母さんだよ」と伝えたい。
『真誠presents 大久保佳代子・森本晋太郎のどうぞご自由に』(CBCラジオ)は、愛知県田原市出身の大久保佳代子さんと、事務所の後輩であるトンツカタン森本晋太郎さんが届ける30分番組。10月19日の放送では、初のお悩み相談に挑戦しました。相談者のAさんは高2の娘さんがいるシングルファザー。娘に“女友達”として会わせている女性が実は元嫁、つまり娘の本当の母親で、このことを娘にどう切り出したらよいのか…という内容です。初回にしてはヘビーすぎるこのお悩みに、ふたりはどう回答したのでしょうか?
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リスナーからのお悩みは募集中ということで、今回は番組スタッフAさんのお悩みです。
「父子家庭になって14年。娘が2歳になった頃に離婚しました。娘は現在高2、16歳です。別れた後4~5年は元嫁と会うことはなかったんですが、ここ数年は月に一度くらいのペースで一緒にご飯を食べたり、遊びに行ったりすることも増えました」(Aさん)
離婚当初はお互いに憎しみ合っていたというAさんと元奥さん。「二度と会うものか!」と息まいていたそうですが、時間も経ち、歳も重ね、徐々に雪解け。再び会うことができる状態になったといいます。
「しかし、娘はその女性を母親とは認識していません。僕も特にそこには触れずに、“ただの女友達”という感じで会っていました。『いつかは言わないとな』と漠然と思っていたのですがなかなか言うタイミングもなく、どう切り出したらいいものか悩んでいます」(Aさん)
気づいてんじゃないか説
森本さんが読み終わるや否や、「ちょっと重すぎて。却下でよろしい?」と大久保さん。初のお悩み相談はいきなりのお蔵入りでしょうか。
大久保「我々、ピンと来る状況じゃないじゃない、一個も。シングルファザーで娘が16歳になり、本当のお母さんと言うべきかどうか」
確かに難しすぎるシチュエーション。しかし大久保さんはまずこう直観したようです。
大久保「でもさ、“気づいてんじゃないか説”もあるんだけど。16歳の娘さんは」
森本「うわーそのパターン」
大久保さん「わかりやすく顔が似てるとか、何となく雰囲気とか、お父さんと接してる姿とか、自分との会話の中で。16歳ぐらいって多感だから」
確かに、娘さんが何かを察している可能性は大いに考えられます。
連絡取ってるんじゃないか説
そして、この想像のさらに上を行く展開も。
大久保「男の人の方が鈍いし、勘も悪いから。実はこの母さんと娘さんは既に連絡を取ってて、ってパターン。『お父さんには今のところ知らないそぶりしとこうね』パターン。も、あってもおかしくないって私なんかは思っちゃう」
森本「えー、もう先回りされてるっていうことか…」
ドラマが1本作れそうな話になってきました。
大久保さん「女同士の方が意外と話が早かったりするのもあるじゃん」
憎しみあって別れたAさんとは違い、お母さんの記憶がない娘さんは「久々に会ったお母さん」というフラットな感情で接することができるのではないかというのです。
森本さん「今はSNSもあるから、もしかしたらそういうところで繋がるっていうパターンもあるかもしんないですし」
Aさんの知らないところで母と娘はすでに繋がってる説、大いにありえます。
ポップな自己紹介のすすめ
では、娘さんがふたりの関係について本当にまだ何も知らない場合、どうすればよいのでしょうか?
大久保「言っていいけどなー」
森本「それにより話せる話題も増えるかもしんないし」
大久保「もうポップに『実はこの方…自己紹介してもらいましょう。じゃじゃーん!お母さんでーす!』みたいな」
森本「思ったよりポップっすねぇ。じゃじゃーん?1回疑いそうですけどね。『なななに?そんなわけないよね』って」
とはいえ重い雰囲気よりは、やはりポップに伝える方が良いという結論に至りました。
ここで大久保さんがAさんに、娘さんへの上手な匂わせ方法を伝授します。
番組を聴いてもらおう!
大久保「合間合間で『お母さんさ…、あっごめん』って、何度か間違えて。『ママ…』とかジャブ入れておいてからの『お母さんだったんだよ』でもいいしね」
森本「それジャブというか、ストレートに近いですけどね」
それでも娘さんは真実を知ってうれしいだろうというのが、ふたりの共通した見解です。
大久保「このラジオを聴いてもらうか、ね。手っ取り早いし。『最高におもしろい番組が始まったんだよ』って聴いてもらってね。で、オープニングで切られちゃってね、悩み届かずで」
森本「全然真相わからずで。それは我々のせいですからね、完全に」
番組を聴いてもらうのはなかなかいいアイデアかもしれません。またはこの記事を読んでもらうというのも…(笑)
Aさんからの「その後」の報告を楽しみに待ちましょう。
(minto)