かわいいひと。なぜ親は歳をとると子に甘えるのか?
歳をとると、親は子に甘えてくるものです。こどもの目線からそんな親を観察したエピソードが集まるのが、CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』のコーナー「親親困った」。10月17日放送でもウルフルズの「かわいいひと」をBGMに、つボイノリオと小高直子アナウンサーが投稿を紹介します。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く最後のいらんひと言
母と娘というのは時に難しい関係となります。
「姑や小姑に困った私ですけど、私の実母にも困らされました。身体が弱いがトレードマークのような、私とはまったく似ていない、ものすごく痩せて神経質な母親でした。私のおかげもあり結構長生きしました。
しかし、『他人に世話をしてもらうのが当然』というなかなかの神経の持ち主でもあり、苦労させられました。おまけに亡くなる少し前からいらんことを言うようになりました。最後に言ったいらんこと、『あんたは顔がちょっとアレだね』」(Aさん)
小高は「ひどーい!最後っていろいろあるじゃん。憎まれ口をたたいたけど、お前のことを愛していたよー、じゃない?」。
Aさんもお母さまに負けずに、「自分の方がもっとブサイクなくせに」。
つボイも「親子ケンカです。というか、あんたのせいでブサイクになったのと違うのか!だれから産まれたと思っとんや!」と参戦。
最後にAさんは「そんな母の話はいくらでもあります」と締めました。
つボイは「今後期待しています」。Aさんのお母様の話がまた聞けるかもしれません。
鎖越え
「今から40年近く前に、家族で隅田川クルーズを体験するために乗り場の先頭で待っていました。5分くらい前になると係の人が『もうしばらくお待ちください』と言いにきました。
その人が奥に戻った後、ワンピースを着た母が突然鎖をまたぎはじめました。あまりのことに驚愕していたら、係の人が飛び出してきて『お待ちくださーい』と。
母はその時『さっき"またいでお待ちください"と言わんかったか?』。
『そんなこと言うわけない』と返事をしましたが、どう聞き違えたのか?
船に乗る時、私は恥ずかしくて目を合わせられませんでしたが、母は何事もなかったかのように乗船していきました」(Bさん)
小高「ワンピースだから鎖の高さが心配ですね」
つボイ「このくらいのお母さんになると心配も何んもあらへん」
肝の座ったお母様です。
歯は大事
歳をとると失くし物・落とし物が増えがちです。
「今日は父が入れ歯をトイレに落として流してしまいまして、3週間経ちました。その間、食べ物は嚥下食。足腰も弱くなり一気に老けました。歯の大切さを痛感した事件です」(Cさん)
小高「これからトイレへ行く時は、歯を外していった方がいいかもしれない」
つボイ「指輪ならまた洗って使えそうですが、例え取れても入れ歯ですので勇気がいります(笑)」
入れ歯であっても、物を噛むことは大事なことです。
中日ドラゴンズのために
何か夢中になると豹変してしまう人がいます。父親の話です。
「これはお母さんから聞いた話ですが、今から28年前の10月7日のことです。私と双子の姉が1歳の頃、帰宅した父を出迎えると、父はつるつるのスキンヘッドになっていました。お父さんの変わり果てたに私はギャン泣き。でも姉はゲラゲラバカ笑い。
スキンヘッドの理由を聞くと、『俺のせいだ!俺が育児にかまけて応援を疎かにしたから、ドラゴンズは負けたんだ!』とぬかしました。
バッカじゃないの?奥さんに育児丸投げしてひいきのチームが優勝しても、熟年離婚間違いなしや。こんなお父さんアホでしょうか」(Dさん)
これも「かわいいひと」かもしれません。
(みず)