トラブルにご用心!試合やライブを安全に楽しむために
ドジャースの大谷翔平選手が打ったホームランボールがオークションにかけられ、かなりの高額による落札が予想されています。しかし一方で、ホームランボールやオークションをめぐるトラブルも起きている様子。10月7日のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーがこちらの話題に触れ、自身の経験も交えながら意見を交わしています。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く入札価格2億7200万!
オークションにかけられたのは、大谷翔平選手が50本塁打50盗塁を達成した際のホームランボール。
大リーグ史上初の記録を残した記念すべきホームランボールとして、すでにかなりの高額入札価格となっているようです。
オークションが開始されたのは日本時間で9月28日の午前1時。
50万ドル(日本円で約7200万円)からスタートした入札価格は、日本時間4日午前9時には183万ドル(約2億7200万円)にまで高騰。
これは現時点で、オークションにかけられたホームランボールとしては史上2番目の価値となっているそうです。
ドジャース球団側はボールを獲得したファンに対し、30万ドル(約4300万円)と引き換えに返してほしいと訴えていたそうですが、ファンは応じずオークションに提出し、現在に至るようです。
つボイ「何千万円で返さん理由が、ここでわかりましたね」
小高「すごい…」
あまりに現実離れした金額に、感嘆のため息しか出ません。
試合外でも歴史的な偉業を次々となしていく大谷翔平選手です。
超高額ゆえに
小高「でもこのぐらいの額になってくると、取り合いによるトラブルが起こりやしないか、そっちが心配になりますよね」
小高の言う通り、実際にすでにトラブルが発生しているようです。
オークションにかけた人物とは別に、「最初に取ったのは自分だが後から奪われた」と主張する男性が現れ、裁判所に訴えを起こしているとのこと。
唯一で特別な歴史的ホームランボールであるからこそ、その所有権は譲れないという心理になるのでしょう。
つボイ「この2億7200万円のホームランボールの前に打ったファールボールは、なんかちょっとでも値段が付かへんのやろか?」
小高「宝くじの前後賞みたいな(笑)」
ホームランボールのおこぼれにあずかる作戦を思いついたつボイ。
確かにファンにとってはホームラン以外のボールにも価値がありそうです。
小高「でもそういうものでもどんどん値が付いていっちゃったりすると、下手すると本来の野球の楽しみ方とは違う方向に行ってしまうのではないかなって、大丈夫かな?って」
ボールにばかり関心や価値が集まりすぎると、純粋にゲームを楽しむことができなくなるのではと懸念する小高。
トラブルにならないために
つボイ「そんな気もするけど、これも野球の楽しみなんやという人もおるだろうし」
確かに観戦へ行く人の中には、ボールをキャッチしようとグラブを持っていく人も少なくはありません。
小高「自分のところから動いちゃだめよってルールにしとくとか。ライブとかでもそうでしょ?『席を動かないでください』って言ってるじゃない?」
アイドルのコンサートやアーティストのライブ等でも、ファンサービスの一環として使用したグッズを客席に投げたりすることがあります。
ファンであれば当然誰もが欲しいものですが、それによってトラブルやけがなどに発展してしまうことは避けたいもの。
小高の話を受けて、自身の経験を思い出した様子のつボイ。
毎年春と秋に京都へ出向き、舞子や芸子の踊りを見行くことを楽しみにしているようです。
つボイ「踊りの最後に手拭いを投げてくれるんだけど、ちっとも取れないんだ…」
そう、実際はなかなか手元には来ないもの。
だからこそ、チャンスが巡ってきた時に無茶な行動に出てしまう人も、中にはいるのかもしれません。
「楽しいんだけど、トラブルにならないようなルールを考える必要があるよね」と、小高が締めくくりました。
大谷選手のホームランボールのオークションの行方や、裁判の動向も気になるところです。
10月16日の入札終了までに、一段と関心が集まりそうですね。
(吉村)