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母の苦悩。娘に性行為の最中を見られてしまった。

母の苦悩。娘に性行為の最中を見られてしまった。

あなたは親の性行為の最中を見たことがありますか?8月15日放送のCBCラジオ『八木志芳の私たちは求めてる』では、小学3年生の娘さんに性行為の最中を見られてしまったことが、ずっと心に引っ掛かっている女性リスナーから投稿がありました。こうしたケースではどのような対応が適切なのか、パーソナリティの八木志芳がアドバイスしました。

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娘は黙って去って行った

「私は夫との行為中を娘に見られてしまったことを、ずっと悩んでいました」(Aさん) 

当時、Aさんの娘は小学3年生。ある夜、こども部屋とは別の夫婦の寝室で、なるべく声を出さないよう注意しながら行為に及んでいたところ、突然部屋のドアを開けて娘が「お母さん!」と入ってきたそうです。

怖い夢を見て飛び込んできた娘でしたが、暗闇でもAさんが裸で旦那さんの上にまたがっている状況はわかったようで、黙って部屋に戻ってしまったそう。

「私は慌てて服を着て娘を追いかけることもできず、そのまま朝を迎えました。でも黙っているわけにはいかないと、翌日の夕方に一緒にスーパーに買い物に行こうと誘い、助手席の娘に『昨夜はびっくりしたでしょ?ごめんね』と話を切り出しました」(Aさん)

その言葉を聞いた娘は、明るく「要するにお父さんとお母さんは仲良しってことなんだ」と返して笑ったそう。その後、娘さんからセックスの話には触れることはなかったようです。

しかし娘はその後、大学生になっても男の子に興味を示さないそう。
「あの夜の光景がトラウマになって恋愛できなくなってしまったのではないか」と心配するAさん。

「親の行為を見てしまったという子はたくさんいるのかもしれません。見た時の年齢や性別、その子の性格によって受け止め方は違うと思う。親の背中を見せるつもりで子育てしてきたつもりでしたが、この姿は見られたくはなかったです」(Aさん)

そんな娘も社会人になり、昨年仕事で出会った男性と入籍。Aさんは心の底からホッとしたと締めくくられていました。

見る・見られるケースは多い

Aさんの投稿から、娘が目撃したのは10年以上前の話だろうと推測する八木。

八木「ずっとそのことが心に引っ掛かっていたということですね」

親の性行為を見たという人は、八木の周りにもいたそうです。一方、見られてしまったという人も。身内の性行為を見た人は結構多いのかもしれません。

八木「親の立場で言うと、見られてしまった場合は、その後のケアがすごい大切だそう」

こどもの年齢により、行為に対してどういう思いをするのか、受け止め方も変わってきます。ただ「なんか裸で抱き合ってる」とか「お母さんがいじめられているみたいだ」と思ってしまう年齢だったとしても、なんとなく潜在意識的に「性行為」というものを知るものだと八木。

八木「赤ちゃんを作るっていう行為は知っていて、それを親がしていたっていうこと衝撃」

適切な対応は?

Aさんの場合、すぐ翌日に「昨日びっくりしたでしょう?」と声をかけてフォローしました。八木は、このアクションがとても大事で、普段の性教育は必要だと言います。

八木「あなたが生まれたのは、お父さんとお母さんが性行為をしているからなんで、こうのとりが運んでくるのではないんだよ」

など、性行為とはどういうものなのかを年齢に応じて普段から話しておくと、こどもの受け止め方も違ってくるかもしれません。

大前提として、性行為の際はこどもに見せないようにするため、日頃から鍵を閉めておくなどの気配りも大切です。
しかし八木は、万が一行為を見られた時には、これを機に「裸で愛を育てる行為」としての性教育を話すこともいいのではないかと促しました。
(野村)
 

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