行きはよいよい帰りは怖い?救急車で搬送される時に気を付けること
「救急車で簡単に救外来れるけど、入院適応じゃないとなると、『どうやって家に帰るんですか?』『おぶって帰れってことですか?』とか家族に詰め寄られるの悲しい」7月25日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、「まいどなニュース」の記事から、救急外来も担当する医師の「タミオせんせい」のこんなポストを取り上げました。とはいえ、救急外来を受診後に帰宅する場合、思いもよらない事態に直面することはやはりあるようです。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く足の甲を7針縫う大けが
北野誠が、この記事に寄せられた反響の投稿を読み上げます。
まずは、バイクの事故で怪我をしたAさんから。
「30年ほど前、大学生の時です。バイクで転んで足を怪我し、自力で家まで帰ってきたものの痛みに耐えきれず、救急車を要請。その場でズボンを脱がされ、病院へ救急搬送されました」(Aさん)
結果、足の甲を7針ほど縫う、そこそこの大怪我だったといいます。
「処置を終え入院かと思いきや、医者は『松葉杖を貸すから、待合室で会計をお待ちください』とのこと」(Aさん)
その時のAさんの頭の中はこうです。
「えっ?俺、裸足…しかもパンツ一丁。この格好で待合室で待つの?帰りどうするの?」
思いもよらなかった展開に、Aさんは急激な不安感に襲われます。
パンツ一丁に裸足で帰宅
「と思っているうちに、処置室を出されました。午前中の病院はそれなりに混んでいて、上半身は服を着ているものの、下半身はパンツ一丁で裸足。お会計から薬をもらうまで、その格好で院内を歩くはめになりました」(Aさん)
当時は携帯電話もなかったため、公衆電話でタクシーを呼び、自宅へ帰るまで恥ずかしい思いをしたそうです。
「救急車に乗るときってやっぱり準備大変なんですね」(Aさん)
北野「おっしゃる通りだと思います」
松岡亜矢子「せめて『病院着貸してください』とか、何かならなかったのかな?パンツはひどい(笑)」
北野「パンツ一丁!もう変態やがな」
松岡「で、松葉杖で裸足なんですよね」
北野「上は着てますよ、裸足に松葉杖でパンツ一丁。病院の中やから、まだええんですよ。そこから一歩外に出たら、もうあんた」
松岡「逃げるようにタクシーの中に入っていかないと」
北野「どうしようもないですからね」
タクシーが送迎できない場所
続いては、救急車で運ばれた父の帰宅が困難だったというBさん。
「父が体調不良で救急車を呼びました。ただ一時的な体調不良だったので、帰ってくださいと言われたのが夜中の0時過ぎ。付き添っていた母がタクシーを呼ぼうとしたのですが、田舎の病院だったので、『その地域はこの時間帯では送迎に行けないんですよ』とタクシー会社から断られました」(Bさん)
帰りたくても帰れない。こんなケースもあるようです。
「結局、片道1時間以上かけて私が迎えに行く事態になりました。夜中に急に母から電話がきて何事かと思いました。そして払うお金やカードがあっても、タクシーが来てくれるとは限らないと肝に命じました」(Bさん)
まずは帰宅時のことを考える
この一件で学びを得たBさんは、こんな対策を取ったそうです。
「その後、自分の家族でも救急車沙汰は数件ありましたが、同乗者とは別に、必ずマイカーで後から追いかける家族を1人確保しています。例え運ばれたのが夕方でも、異常なしの判断が下るのが夜中過ぎという可能性も否定できませんから」(Bさん)
松岡「救急車の搬送が多いと、どんどん後回し後回しになって来ますからね」
北野「そうなんですよね。救急搬送はね」
救急搬送される場合は、帰りのことを十分に頭に入れておかないと、帰宅がかなり困難となってしまうケースが多いようです。
(minto)