ドラマ『1122いいふうふ』で話題!婚外恋愛許可制って何?
6月14日からAmazonプライム・ビデオで配信されているドラマ『1122いいふうふ』(監督:今泉力哉 原作:渡辺ペコ)。この作品は、セックスレス夫婦が導入した「婚外恋愛許可制」を通じて、2人の関係を問う内容です。7月7日放送のCBCラジオ『八木志芳の私たちは求めてる』では、このドラマで描写された「婚外恋愛許可制」について話、八木志芳が話題にしました。
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『1122いいふうふ』のあらすじです。
ウェブデザイナーの相原一子(高畑充希)と、文具メーカー勤務の相原二也(岡田将生)は友達のようになんでも話せて仲の良い夫婦です。
セックスレスでこどもがいなくても、ふたりの仲は問題ありません。
しかし、この夫婦にはある秘密があります。
それは、毎月第3木曜日の夜だけ、夫が恋人と過ごすこと。二也の恋人の存在は、一子も認めているのです。
結婚7年目の二人が選択したのは、夫婦仲を円満に保つための「婚外恋愛許可制」。
2人でいることを諦めない、全ての人に届けたい30代夫婦のリアルライフ。
八木「このドラマはリスナーにはぜひ見てもらいたい!セックスレスなど、この番組ではよく取り上げられるトピックが詰まっている」
相原夫婦のセックスレスは、一子が二也を拒否したことから始まりました。
一子からの「セックスの相手は外に求めたら?」という趣旨の言葉に、二也はショックを受けます。そして言葉通り恋人を設け、夫婦間は完全にセックスレスになってしまいます。
ところが、夫婦で旅行に行った際、一子からセックスに誘います。
この誘いに二也は「いま好きな人がいるの知っているよね?」と断ります。
これをきっかけに、一子は自分の性欲に気がつき、女性風俗に行くことになるのです。
不倫や風俗を利用してでも夫婦であり続ける理由
この番組にはよくセックスレスに関する相談が寄せられます。
投稿を通じて「日本にはセックスレスの夫婦が本当に多い」と実感している八木。
八木「不倫とか風俗を利用しつつも、離婚していない夫婦というのはたくさんいる。おそらく、この番組を聴いている方たちにも少なくない」
『1122いいふうふ』は、そんな人たちに「他で性欲を満たしている夫婦というのは、夫婦と言えるのか?」という問いを突きつけてくるとのこと。
一度できてしまった夫婦間の大きな溝は埋まるのか、修復できるのかということがカギとなるようです。
さらにこのドラマには核となる別の夫婦も登場します。その夫婦とも絡みながらストーリーは進んでいくそう。
八木「不倫をきっかけに関係がね、どんどん変化していく」
心の声に耳を傾けて
八木「性欲なんてもうありません、もう妻や夫に恋愛感情なんてないです、もうなんかただ空気のような存在ですと思っている人にこそ観てもらいたい」
その理由は「性欲ないって言うけど、それは本心からですか?と疑問に思うから」と続ける八木。
過去にパートナーから発せられた言葉に傷ついて、自分の心を守るために蓋をしているとか、相手のこともっと愛したいけれども、向き合うのが怖くてコミュニケーションを取るのをためらっているなど、作品で描かれたことは現実にも多くありそうです。
八木「この番組でお届けしている理由のひとつとしては、自分の本当の心に耳を傾けてほしいっていう気持ちがある」
心の声を聞いて、それでも「私たち夫婦にはsexいらないね」と思ってもいいだろうし、離婚をしてもいい、やっぱり修復していこうという選択もあります。
どんな結果にしても、まずは、自分の心に耳を傾けてほしいと繰り返しました。
(野村)