全国で唯一の部活動『からくり文化部』!地域の伝統芸能を守るための部活を“マヂラブ”がリポート。野田と村上、和楽器挑戦で才能を発揮!?
『マヂカルラブリー』の野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校におじゃまし、今どきの“リアルな学校生活”を紹介する『マヂ学校に向かいます』。
今回は、愛知県犬山市にある『愛知県立犬山高等学校』です。視聴者から『からくり文化部』があるとの情報を得て、マヂラブの二人が向かいました。
おじゃましたのは、『からくり文化部』が活動する“犬山からくりミュージアム”。
実は、この部は全国で唯一だそうで、愛知県の代表的な祭りの“犬山祭”などで披露する『からくり人形』や『お囃子』の技術を受け継ぎ守る活動をしています。
ここ数年は新型コロナの影響で、犬山祭で披露する機会は失われていますが、日々練習を積んできた成果を見せてもらいました。
まずは、からくり人形からです。人形が鬼のお面を瞬時に付ける動きや歩く姿にマヂラブの二人は興味津々。
「仕組み教えてもらっていい?」と通常は幕に覆われた人形の下の部分を開けて見せてもらうと、中には4人の生徒がいて、十数本のヒモを引っ張り、操作をしていました。足を動かす人、右手を動かす人などと担当が分かれているため、チームワークが重要です。
そして、大体の仕組みが分かったところで、マヂラブの二人が挑戦することに。
顧問の先生の指導のもと、男子部員と一緒にからくり人形を操ってみます。ゆっくりながらも一連の動きをやってみて、生徒たちから温かい拍手をもらいました。
続いては、お囃子です。ほとんどが和楽器未経験で入部。能楽師から直接指導を受けて、みるみる腕を上げていきます。今回は、唄の担当の生徒を含めて7人で披露してくれましたが、そのうち和楽器の経験者はわずか1人だけです。
また、部長が担当していたのは『大皮(おおかわ)』と呼ばれる大鼓で、改めて打ってもらうと、指導の先生から「もうちょっと高い音が出る…」とのダメ出しが。
そして、もう一度打つと明らかに音が高くなり響きが変りますが、先生は「ちょっと迫力にかけますけど」となかなかOKをくれません。
マヂラブもこの先生の教えで、和楽器に挑戦!
まずは、“すゑひろがりず”でもお馴染みの『小鼓』です。村上が先生から熱血指導を受けると、「型にはまっちゃって、何にも楽しくないです!」とカチコチの状態で小鼓を打って笑いを誘います。それでも上達が早く、『大皮』にも挑戦しました。
一方、野田は『締太鼓(しめだいこ)』を習います。叩き始めた途端、「ダメです!」とストップをかける先生。とはいえ、野田も早くコツを掴んで「筋、いいです!」と先生からお褒めの言葉をいただき、熱血先生の愛ある指導が垣間見られました。
部員の皆さんに入部した理由を聞いてみると、「からくり文化部は、日本に1つしかないところが魅力」とか「そもそも犬山高校を志望したのが、からくり文化部に入りたいから」という生徒もいて、近年部員が減少傾向にある中、楽しみを持ってみんなで活動しています。
部員と共にお囃子の演奏にも挑戦したマヂラブの二人は「このような生徒がからくり文化部にいてくれれば、犬山市は大丈夫」と、伝統芸能の未来に明るさを感じたのでした。