中学生の息子からの「反抗期届」から学ぶ 専門家に聞く反抗期との向き合い方

中学生の息子からの「反抗期届」から学ぶ 専門家に聞く反抗期との向き合い方

3児の父であるティーエスさんがツイートした「息子から提出された反抗期届」!その内容が話題となり、33万「いいね!」の大反響に。反抗期届とは、どんな中身なのでしょうか? CBCテレビ「チャント!」4月13日放送から

きっかけはお母さんの冗談から!

CBCテレビ:画像 『チャント!』

反抗期届はティーエスさんの妻が書面を作って、息子さんが記入したもの。内容を見てみると「私は下記の期間、反抗的態度を多くとることを届けます」「令和4年4月10日から7月31日まで(期間短縮延長可)」としっかりした文面です。さらに読んでみると「朝起こす」ことは不要、「部屋清掃」は月1回、「家族行事・外出」への参加は都度相談と、なかなか詳細です。

ティーエスさんによると、中学2年の息子が言うことを聞かないことが増え、妻が冗談交じりに「反抗するなら反抗期届を出してからにして」と言ったところ、実行したそうです。
提出後、どうなっているのかも聞いてみました。息子が口答えをして注意すると、「届け出しているもんね~」とおちゃらけてきたりするとのこと。聞いてみると、けっこう楽しそうに会話しているみたいです。

専門家に聞く!子どもの反抗期との向き合い方

CBCテレビ:画像 『チャント!』

今回は普段からユーモアにあふれているというティーエスさんの家庭の楽しいエピソードでした。ところで、そもそも子どもたちは、なぜ反抗期になるのでしょうか?教育評論家の親野智可等(おやのちから)さんに話を聞きました。

親野さんによると、反抗期は「子どもの成長過程において『自分』を確立しようとする『自我の目覚め』」。子どもが「なんでお母さんは、こんな事を言ってくるのだろう?」と疑問を抱くことは、自我が目覚めているからです。ホルモンバランスなどの身体的変化もあり、心身ともに不安定な時期なので、反抗期になるのは自然なことであり、必要なことだと教えてくれました。

では、反抗期に親はどう対応すればいいのでしょうか?例えば、家族との外出についてこない時。家に置いていくのか、無理にでも連れていくのか。答えは「置いていく」。親野さんによると「細かい反抗は気にしないことが大切。お土産を買って帰る気遣いも忘れずに」とのことでした。無理強いはせずに、気にかけていることも示してあげるのが良いそうです。

CBCテレビ:画像 『チャント!』

子どもが門限を守らなかった時は、どうすれば良いでしょうか?「遅い」としかるのか、声をかけずにそっとしておくのか、「心配していたよ」と声をかけるのか。答えは「声をかける」。小言ではなく、心地よい声かけをすることが大切。子どもが言われてうれしい言葉をかけてあげると良いとのことでした。

親野さんは「お互いが共感できるように対等な立場で話し合うこと」「家庭を居心地のよい場所にすること」が大切とアドバイス。反抗期は子どもの成長の証。上手に向き合っていきましょう。

『チャント!』は、CBCテレビで毎週月~金曜日の夕方15:49 - 19:00に放送されている東海3県向けの夕方ワイドニュース・情報番組です。

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