行列のできる人気パン屋が認める「最近感動したパン」とは?
人気ベーカリーの店主に「最近食べて、感動したパンはありますか?」と聞いたらどんな答えが返ってくるでしょうか。愛知県には700軒以上のパン屋さんがありますが、その中でも人気店はひと握りです。パン屋さんが認める“悔しいけどうまい!プロが認める極上のパン”を3つ紹介します。
1つの料理のような味わいのホットドック
愛知県名古屋市にある「トレマタンブーランジェリー」の瀧あゆみ店主が最近感動したパンは、愛知県一宮市にある「パンと蜜」で作られる“ホットドック”。
(瀧店主)
「ボリュームがあって、ひとつの料理として食べられて満足できるおいしさ」
住宅街にある駐車場の奥にひっそり佇むお店は、2018年にオープン。常時20種類以上のパンが並び、看板商品ははちみつをたっぷり練りこんだ「パン蜜食パン」。耳までもっちりしておいしいと地元でも評判の食パンです。
瀧店主おすすめのホットドックは、パン蜜食パンにも負けない人気を誇り、小ぶりなフランスパンの上に、パンからはみ出す大きなソーセージが乗っています。本場ドイツの伝統製法で作られたソーセージは厳選に厳選を重ねたこだわりの一品。フランスパンはあえて軽くライトな口当たりに仕上げ、ソーセージとの相性が抜群です。
また、瀧店主はソーセージの下に塗られたマスタード風味が際立つ自家製マッシュポテトも絶賛します。パンとそれぞれの具材が重なり合い、まるで1つの料理を楽しんでいるような満足感を味わえるホットドックに仕上がっていました。
自家製酵母で作るお惣菜ベーグル
「パンと蜜」の長谷川元店主が最近食べて感動したパンは、愛知県名古屋市にある「コハルベーグル」の“枝豆とガーリックソーセージベーグル”です。
(長谷川店主)
「一口食べた瞬間に(妻と)2人で“これ、めっちゃおいしいね!”ってガーリックがいい感じで香ってて、ソーセージもけっこう塩気があって食べ応えがある」
開店前から長蛇の列ができるお店は、2007年の創業から15周年を迎える超人気ベーグル店。開店から継ぎ足して使っている自家製天然酵母で作るベーグルは、他店には無い強いむっちり感があります。具沢山なものやシーズン商品も多数あり、リピーターを飽きさせません。
長谷川店主おすすめの“枝豆とガーリックソーセージベーグル”は、焦がしチーズがたっぷり乗ったゴマを練りこんだベーグル生地の中に、大量のガーリックパウダー・枝豆・ソーセージ・たっぷりのチーズが入り、パンチのある味わいに。むっちりベーグルと、濃厚な具材が合わさった至極のお惣菜ベーグルです。
上質なクリームチーズとはちみつのマリアージュ
「コハルベーグル」の榊原満美子店主が最近食べて感動したパンは、愛知県岡崎市にある「マチュパン」の“ルガールクリームチーズとはちみつ”。
(榊原店主)
「天然酵母の味が楽しめるパン。クリームチーズとはちみつの組み合わせがとてもおいしくて感動しました」
田園の中にたたずむお店は、のどかな場所にありますが客足が途絶えません。自家農園や地元食材を積極的に使い、味だけでなく体に優しいパンが並びます。
榊原店主おすすめの“ルガールクリームチーズとはちみつ”は、東海エリア最大級のパンイベント「パンマルシェ」でグランプリにも輝いた事があるパン。イチゴから作った自家製天然酵母を使用したパンには、オーガニックのクルミとドライした白いちじく入り。
さらに、フランス・ブルターニュ地方のチーズの名門、ルガールのクリームチーズを塗ります。酸味が少なくコクがあるため、パンとはちみつとの相性は抜群。熟成した小麦の香りと、イチゴ酵母のほのかな酸味が楽しめる上質なパンです。
人気ベーカリー店主が感動した、こだわりの詰まった様々なパン。これからも絶品パンリレーは続きます。
CBCテレビ「チャント!」5月31日の放送より。