『マヂカルラブリー』の野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校におじゃまし、今どきの“リアルな学校生活”を紹介する『マヂ学校に向かいます』。

今回は、愛知県稲沢市にある『中和医療専門学校』です。番組視聴者から、「東洋医学の鍼灸・指圧・あんま・マッサージなどを学ぶ専門学校で、私自身25年ほど前、40歳過ぎてから入学しました。手前味噌ですが、一見の価値ありと確信しております」といったマヂラブの訪問を熱望するメールが届き、向かいました。

『中和医療専門学校』は1958年創立。3つの学科（本科・専科・柔整科）があり、3年間学んで国家資格取得を目指す学校です。今回は、指圧、鍼(はり)、灸(きゅう)を学ぶ、本科2年生（＊4月から3年生）の教室におじゃましました。様々な年齢の方が…」「誰が生徒で、誰が先生か分からない」とマヂラブの二人は混乱気味。このクラスには、高校卒業後にすぐ入学した現在20歳の人から49歳の生徒が学んでいます。

実習では、そんな生徒同士が交代しながら施術をして、技術を高め合っています。マッサージの仕方のポイントを聞くと、「筋肉に対して垂直に押す」「手の力ではなく、体全体の体重を使って押す」ことだとか。実習中、気持ちよくて寝てしまうこともあるというマッサージを、マヂラブも受けてみることに。まずは、普段筋トレをしている野田からです。押されるたびに気持ちよくて「あぁ～」と声を出してしまう野田。担当した生徒によれば「動かしている筋肉。凝ってはいない」と、特にマッサージをする必要はなさそうという結論に。早々に切り上げられた野田は、延長をお願いする始末です。かたや、自称・全身コリまくりの村上は、肩辺りを押されるたびに「痛い、痛い」を繰り返し、絶叫！　その後、次第にほぐれていったようで、「軽くなりましたよ」と効果を実感した様子でした。

皆さんに入学した理由を尋ねると、「プロ野球のトレーナーになりたい」「鍼の即効性を実感した経験から」という生徒や、大学のバレーボール部で既にトレーナーをしていて、若い世代をよりよくサポートできるように再び学んでいる生徒、脱サラをして開業を目指す48歳の生徒もいました。日々、知識と経験を積んでいる彼らに、疲れた時に自分たちでできるオススメのツボを聞くと、スマホの使い過ぎ等々で凝った肩には、親指の付け根の「合谷(ごうこく)」。四十肩に悩む野田は、肩甲骨辺りにある「肩貞(けんてい)」というツボが効くことを教わりました。

繊細な技術が必要な「鍼」も生徒同士で練習しますが、その前に練習器具を使って基本を学びます。皮膚に刺さっているとか、深さの感覚を身につけていくそうですが、練習器具での体験した村上は「怖いな、人だと思うと」と素直な気持ちが漏れました。そして、「灸」の実習も見学。様々な種類がある中、この日は透熱灸(とうねつきゅう)という最もオーソドックスな米粒大の灸を見せてもらいました。

少量のもぐさを指先で小さく細くまとめて、ツボをピンポイントで温める方法です。その小さな灸を形よく作ることも重要で、野田と48歳の生徒が早さと形の正確さを競うと、その差は歴然。日々の積み重ねを見せつけられました。

もう一回、青春をしている48歳の生徒のことをうらやましく思ったマヂラブですが、その歳に達していない自分たちはまだまだチャンスがあると気付かされた今回の訪問でした。