冬の厄介者「毛玉」ができやすい箇所は? できた時の対処法は? 予防法と対策を専門家が解説!
寒い日が続き、コートやセーターが手放せない時期。しかし、気が付いたら毛玉がいっぱいで、おでかけのテンションが下がるなんてことも。今回は、毛玉の予防法とできた時の対処法を専門家に教えてもらいました!
毛玉は摩擦で生じた「繊維の絡まり」! 毛玉対策のポイントとは?
アドバイスしてくれるのは、ネットクリーニングを運営している「ウメザワドライ」。そもそも毛玉とは、摩擦で生じた“繊維の絡まり”。毛玉ができやすいのは、生地と生地がすれたり、生地とバッグがすれたりしやすいところで、襟まわり、脇から胸にかけて、脇の下、袖口、ポケット、裾まわりなどです。リュックを背負う人は肩や背中の部分にでることも!
また、毛玉ができやすい素材もあるそう。特に毛玉ができやすいのは、ポリエステル、アクリルなどの「化学繊維」。繊維の強度があるため、生地と生地の摩擦が大きくなり、毛玉ができやすくなり、できたものがとどまってしまうそうです。
化学繊維と比べると、ウール、カシミヤなどの動物繊維や、綿、麻などの植物繊維は毛玉ができにくい素材です。ただし、綿&アクリル、ポリエステル&ウールなど化学繊維とのミックス素材は毛玉ができるので注意が必要です!
<毛玉を予防する服のケアをご紹介! >
(1)着用後は毛玉取り用ブラシでブラッシングする=毛並みを整えて、繊維の絡まりをほぐす。
(2)同じ服を着る場合は1日休める=連続して着ないで1日でも休めると、繊維の毛羽立ちが完全ではないが収まります。
(3)洗濯時は裏返す、ネットに入れる、柔軟剤を使う。
(4)静電気防止スプレーや毛玉防止スプレーを使う。
毛玉の原因である摩擦は、着ている時と洗濯する時に多く起こります。その際のケアが、毛玉予防には大切です。
毛玉ができてしまった時の対処法とは?
対策していても完全に防げないのが毛玉。できてしまった時の対処法も紹介します。毛玉を取るのにオススメのアイテムは、「毛玉とり用ブラシ」「電動毛玉取り器」「ハサミ」など。
家にある物では「T字カミソリ」「食器用スポンジ」なども効果的です。T字カミソリを使う時は、優しく丁寧に毛玉をなでるように動かします。食器用スポンジは、硬くてザラザラした面を使用します。毛玉の多い箇所を、優しくなでるようにスライドさせます。スポンジは摩擦なので、やりすぎには注意が必要とのこと。
クリーニング店によっては「毛玉取りサービス」を行っているお店もあります。プロの手を借りるのも一つの方法です。寒い冬、毛玉を取って、お気に入りのコートやセーターでお出かけしましょう!
CBCテレビ「チャント!」1月22日放送より