3月13日からマスクの着用が個人判断になります。脱マスクに向け、リップの2月の売上は前年比142％と急上昇！これから口元のおしゃれを楽しみたいという方も多いのでは？今回は、唇の肌荒れの原因を専門家が徹底解説！1週間で理想の唇になれるリップケアを紹介します！

唇は3～7日で新しい皮膚に生まれ変わる！

リップケアについて教えてくれるのは、日本スキンケア協会代表理事の小野浩二さん。小野さんは、エステの技術を競う全国大会でエステティシャン2万人の頂点に輝いたこともある通称“エステ王子”！美容のプロを対象にした講習などを年間200件以上行い、2000人以上に美容のイロハを教えています。

約3年のマスク生活は、私たちの唇に様々な影響を与えています。小野さんによると、マスクの着脱や上から触れてしまうことで唇に摩擦が起こり、肌荒れが起こりやすくなってしまうとのこと。また、マスク内は湿度が保たれていても、外すと季節の乾燥が湿気と一緒に潤いを奪い、唇が荒れる大きな原因になります。

唇は皮膚と構造が違い、とてもデリケート。皮膚は汗腺と皮脂腺があり、汗と皮脂でできた皮脂膜が水分の過剰な蒸発を防ぎます。唇には皮脂腺がないため、そもそも潤いを保つことができません。リップクリームの油分で唇に水分を閉じ込めるといった保湿が必要不可欠です。

小野さんによると「唇の良いところは、ターンオーバーの早さ」。肌のサイクルは大体28日周期ですが、唇は3～7日で新しい皮膚に生まれ変わるとのこと。肌よりも短い期間で改善することができます。

唇にとってやってはいけない3つの行動！

脱マスクまでの1週間。小野さんに「唇にとってやってはいけない行動」と「オススメのリップケア」を教えてもらいます！

絶対にやってはいけない行動は「触る」「皮をむく」「なめる」！なめると保湿力が高まるように思えますが、逆に乾燥して一気に潤いがなくなってしまうとのこと。マスクの下で唇をなめる人が増加していて、刺激と乾燥で起きる「なめまわし皮膚炎」になる危険性もあるそうです。

食事の後、すぐに化粧直しをするのも良くありません。小野さんによると、食後は塩分や油分があるので、一度きれいに唇を拭き、保湿ケアをしてから口紅を塗るのが良いとのこと。また、クレンジングの時に唇をゴシゴシ擦るとダメージを受けやすいので注意。優しく、丁寧に洗うことを心がけてください。ミルクやクリームタイプのクレンジングを使うのもオススメです。

きれいな唇は保湿とマッサージで！

きれいな唇を保つためには「とにかく保湿ケアが大切！」と小野さん。実は、リップクリームには正しい塗り方があります。ほとんどの人が横方向に動かしますが、これは間違った塗り方。唇には縦じわがあるため、横方向だと、しわの深い場所まで保湿剤が届きません。基本は縦方向。しわに沿って上下に動かしてください。しわの深い部分には、リップクリームの角を使うのが良いとのこと。

保湿をした後のオススメは「リップマッサージ」。唇を指で優しくクルクルなぞるようにマッサージをすると、血行が良くなり、血色がアップします。コツはとにかく優しく触ることと大きめに動かすこと！1日1分程度でも効果があるとのこと。ラップで5分程パックをする「リップパック」もオススメ。柔らかくなったクリームが唇に浸透し、潤いを与えてくれます。

美しい唇は1日にしてならず！でも、1週間のケアで見違えます！毎日の継続的なリップケアで理想の唇を手に入れてください！

CBCテレビ「チャント！」3月6日放送より