CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

ドラゴンズ工藤公康新監督誕生!森繁和氏、赤星憲広氏の見立ては?

ドラゴンズ工藤公康新監督誕生!森繁和氏、赤星憲広氏の見立ては?
「サンデードラゴンズ」より森繁和氏と赤星憲広氏(C)CBCテレビ

「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム

関連リンク

【動画】ドラ・田中幹也がセンター前を死守する“神”キャッチ!球場も沸いた美技を『スロー映像』で!【1分18秒~】

早いオフシーズンが始まるや否や、ドラゴンズに大きなニュースが飛び込んできた。工藤公康氏が次期監督に就任することが決定的となった。

高卒から48歳で引退するまで、長いキャリアであげた凄まじい成績

まずは工藤氏の経歴を見ていこう。工藤氏は愛知県名古屋市出身、名古屋電気高等学校(現・愛知工業大学名電高等学校)で高校3年次夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)に出場、長崎西(高等学校)戦では16個の三振を奪いノーヒットノーランを達成。そして1982年にドラフト6位で西武ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)に入団、5年目で初の二桁勝利を上げ、日本シリーズでMVPも獲得した。ライオンズで残した1982〜1994年・2010年の成績は320試合113勝54敗。通算7度の2桁勝利、リーグ優勝11回、日本一8回とエースとしてチームを引っ張っていった。その後l995〜1999年は福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)に在籍し、119試合49勝37敗、本拠地移転後初優勝に貢献、リーグ優勝1回、日本一1回に貢献。そしてFAで読売ジャイアンツに移籍し2000〜2006年128試合53勝40敗、史上23人目の200勝達成で、リーグ優勝2回、日本一2回を経験した。そして、横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)、ライオンズと渡り歩き48歳でプロ野球生活に幕を下ろした。

様々なタイトルを数多く獲得し、レジェンドと呼ぶにふさわしい経歴を残している。そして、2015年にはホークスの監督に就任、現役時代に築き上げた多数の優勝、日本一の経験を生かして、978試合558勝378敗42分勝率.596リーグ優勝3回、日本一5回、率いた7年で6度のAクラスに導いた。そんなこの上ない実績を持った工藤氏が来年からドラゴンズの指揮官として、どのようなチームを作ってくれるのか非常に楽しみでならない。

ドラゴンズの現役選手の反応は…?

「サンデードラゴンズ」より金丸夢斗投手(C)CBCテレビ

そんな圧倒的なキャリアを持った工藤氏が監督に就任するというのは、ファンにとっても大きな衝撃を与えるが、ドラゴンズの選手たちにとっては更に大きな衝撃であろう。そんな選手たちの反応を見てみると。

上林誠知選手「(新監督が)OBではなくて外部ということだったので、チームとして変わろうとしている。選手としてもあれだけ長くプレーして、監督としてもストイックに突き詰める人だと思う。すごい方です」

橋本侑樹投手「ホークス監督時代の投手練習は、きついと聞いていたので、どれくらいきついのかと覚悟している」

根尾昂投手「ジャイアンツで投げていた時の映像をよく見ていた。すごい投手。あとは監督でホークスを率いていた印象が強い」

金丸夢斗投手「驚きましたし、同じ左腕ですし、自分にはプラスになる」

吉田聖弥投手「地元が九州(佐賀県)だったので、強いホークスをずっと見ていたので楽しみ。(現役時代の)イメージとしてはコントロールの良い投手だと思っていた。自分の足りない部分に絶対プラスになる。足りない部分を聞いていきたい」

草加勝投手「工藤さんが監督と聞いてびっくりしましたけど、ピッチャーのことは何でも答えてくださると思うので、自分の力にできればと思います」

選手たちも新しい指揮官がもたらしてくれる刺激にワクワクしている様子が伺える。工藤氏の選手時代の経験に期待するものもあれば、ホークスの監督としての経験に期待するものもあるといったところ。厳しさに対しても変わっていくプロセスとしてポジティブに捉えられているのも楽しみなポイントだ。

森繁和氏、赤星憲広氏それぞれの目から見た工藤氏が与える影響とは…

「サンデードラゴンズ」より森繁和氏(C)CBCテレビ

そんな新しく変わっていこうとするチームに対して、工藤氏と同郷の赤星憲広氏は就任についてこう語る。

赤星氏「僕ドラゴンズファンなんで、ドラゴンズが変わるという意味でも、これだけの経験をされている方が監督にということは、ちょっとドラゴンズが本気になったなという気がしました」

工藤氏の選手時代は、ライオンズ、ホークス、ジャイアンツ、ベイスターズ、ライオンズと渡り歩き、通算635試合224勝142敗3セーブ、2859奪三振、防御率3.45という輝かしい実績を誇る。そんな工藤氏と当時同じチームで戦ってきた経験を森繁和氏はこう語る。

森氏「12年間工藤はライオンズにいまして、私は選手、コーチでやりましたけども。(工藤氏は)高校出てすぐ(球団に)入りましたから、やんちゃなところもありましたけども。あの当時、渡辺(久信氏)さんとか若い人がいた時は結構やんちゃですけど、やることはやって。体も丈夫だしね。良いボールも投げてたしね。すぐ実績できましたんでね」

監督実績はホークスで、レギュラーシーズンでAクラス入り6度、リーグ優勝3回、ポストシーズンで4連覇含む日本一5度、日本シリーズ球団連勝記録12連勝という、シーズンの戦いだけでなく、短期決戦でも実績を残している。

そこで、今後の気になるポイントについてチェックしていく。まずは『完全外部招聘のメリット』について、赤星氏はこう語る。

赤星氏「工藤さんに関していうと、選手時代にまず、色んな球団に行かれてますよね。監督としても、ホークスで監督をされて、優勝経験ももちろんそうなんですけど、やっぱりドラゴンズに入ってきて、ドラゴンズ以外のチームのことを、ドラゴンズの選手は知らないことが多いと思うんですけど、これだけ外部でやってきた、色々な情報やそこでやってきたことを持ち込めるっていうのは、これは完全にメリットでしかないですし、逆に工藤さんからするとドラゴンズのことは全くわからないので、その不安は持たれているかもしれないですね」

『チーム再生へまず着手すること』について、森氏はこう語る。

森氏「もちろんピッチャー出身ですから、今シーズン見ていたのは、セ・リーグよりパ・リーグの方が多かったと思うんですね。でもドラゴンズに関しては、投手陣を再生していかないとゲームはできないだろうと(工藤氏は)思うと思うんですよね。ですから先発ピッチャーを4人5人揃える中で、高橋宏斗(※「高」は「はしごだか」)と金丸夢斗は日の丸背負ってますから、見てると思うんですが、ピッチャーをどうやって勝たすか、そしてクローザーをどうやって使いながらゲーム作りをするかっていうそこがまず最初でしょうね」

森氏、赤星氏が語る、これからのドラゴンズはどう変わっていくのか

「サンデードラゴンズ」より赤星憲広氏(C)CBCテレビ

報道でも話題になっている通り『ドラフト・組閣・補強』についてはフロントが主導していくのではないかと言われているが、その点について森氏はこう語る。

森氏「この時期で、急に色んなところから連れてくるってわけにはなかなかいかないし、ある程度球団に任せてその中に工藤自身のものを少し入れていくっていう形が一番いいと思います。あとは、一年終わってから次のことを考えるんじゃないですか」

長期的な展望についても語られていたことがあり、まずは一年じっくり見てから動くのが得策という考えだろう。また、『DH制について』経験のある工藤氏がどのように取り組んでいくかについてはこう語る。

森氏「パ・リーグはDH制を先にやっていましたから、その後セ・リーグでジャイアンツ、ベイスターズでやって、セ・パの違いについて当然分かっていますから、その中で新しいセ・リーグの監督になって一番DH制を理解できていると思うのは彼だと思いますよ」

『工藤ドラゴンズの象徴』について赤星氏はこう考える。

赤星氏「先ほど森さんが、ピッチャーからという話をしていましたが、僕もそう思っていて間違いなく高橋(宏斗)投手、金丸投手に関してはドラゴンズの絶対的エースになってもらわなければいけないってことで作り上げていくと思うんですけど、工藤さんが監督になられてこの選手来たよねっていう象徴的な若い選手を作り上げるんじゃないかなと。タイガースで例えると、村上頌樹投手、才木浩人投手がいて、今年高橋遥人投手(※「高」は「はしごだか」)がもちろん前からいたんですけど、1シーズンフルで戦えなかったピッチャーで16勝3敗してるわけで、そういう工藤さんが監督になられてから出てきたよねという選手を作り上げるんじゃないかと思います」

工藤氏は現役時代もピッチャー、キャッチャーの関係性のところでいい影響を与えていたとの話がある。ドラゴンズに監督としてやってきてどういうことを齎してくれそうか、森氏はこう話す。

森氏「本人も19、20歳で入ってきてますから、キャッチャー伊東(勤氏)も同年代ですけども、ベテランのキャッチャーもいて小言を言われたり、厳しいことを言われたりして。自分がそれを若いキャッチャーにもやりながら。ホークスの時は城島(健司氏)にすごい小言がうるさいピッチャーだったとよく言われてますけど、ベテランになればそういう教育もしていかなければいけない。今の石伊(雄太選手)にとってもいいところが出てくるかもしれない」

ホークスの監督時代はコーチを育てる思いもあったことについては、赤星氏はこう語る。

赤星氏「工藤監督自身も、ホークスが優勝したときにおっしゃってたと思うんですけど、選手を育てるだけじゃなくて、コーチも育てながらチームを強くしていく、コーチが育つことによって監督の意図していることを感じ取ってコーチ陣が動いてくれる。円滑に進むように自身が作り上げていくんじゃないかと思います」

工藤氏は、成長していくことに関わる喜びが監督をやる上での楽しみと語っていたこともあり、コーチや組織を育てることについても得意とするところであろう。また、DH制の経験やパ・リーグでの監督経験を活かして、変わろうとしているチームに新しい風を吹き込んでくれることが期待される。新監督就任が、これから先の未来にどう繋がっていくのか、楽しみでならない。その姿を引き続き応援していきたい。頑張れドラゴンズ!頑張れ工藤新監督!

澤村桃

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP