洋服と同様、振り袖の流行も時代と共に変化しています。1月10日、20歳を迎えた皆さんのファッションチェック！身にまとった振り袖のこだわり、ポイントを聞きました！20年前の流行も調べました！

トレンドは、シンプル・くすみカラー・ヴィンテージ！

振り袖撮影やスタジオレンタルなどを行う「シャレニー」によると、2023年の振り袖のトレンドは、「シンプル、くすみカラー、ヴィンテージ」の3つ。

シンプルな振り袖は、かんざし、ヘアメーク、小物などでアレンジしやすいのが人気の理由。くすみカラーは、グレーがかったパステルカラーのような色で、あまり鮮やかさを強調しない大人っぽい印象を与えます。ヴィンテージは、“ママ袖”とも呼ばれ、母親や親戚から受け継いだもの。お金もかからないし、人と被らない一点ものが多いことで人気です。

新成人の振り袖をファッションチェック！

大人っぽく髪をまとめた女性は、髪形、振り袖の両方でレトロを意識したとのこと。

「髪形をレトロっぽく。（着物の）柄は古典柄。昔の柄を意識しました」

両手を広げてポーズを取ってくれた女性は、着物だけでなく、首元や帯などの様々な装飾まで全て、自分でコーディネートしたとのこと。

「コンセプトは上品な女です！着物はくすみカラー。髪の毛もくすみカラーです！」

こだわりの振り袖姿が並ぶ中、羽織袴を着る女性も。金色の羽織と黒地に鮮やかな柄が映える袴、頭には紅白のハチマキ！自らの成人を祝う名前入りの扇子を広げます。

「男性用の袴です！ド派手にいこうと思って！みんなに拍手されました！格好いいって言ってもらえて、着て良かった！」

中でも多かったのは、母親から受け継いだ振り袖を着ている女性。
「叔母さんの着物を着ている。友達の中では、レンタルよりも、ママ袖とかちょっと古い着物がはやっている」

「帯以外は全部、お母さんのです。お母さんが、おばあちゃんに買ってもらった着物。特別な振り袖だったので、絶対に着たいと思って。私のための振り袖って感じ！」

華やかな柄の振り袖の人も多いですが、無地やシンプルな柄の人もかなりの数でした。

「逆に目立つかなと思って。華やかか、シンプルか、悩んだんですが、最近髪の毛を黒くしたので、おとなしめにしてみました。日本髪にしようかと思ったんですが、目立ち過ぎちゃうと思い、普通の髪形にしました」

20年前の流行もシンプル！

さて、2023年成人式の皆さんが生まれた20年前のトレンドも調べてみました。2003年頃の流行は「柄が少ないシンプルな振袖」で、はやりは20年ごとに巡るとのこと。

2024年まで流行はあまり変わらないですが、2025年以降は、「原色の古典柄」の振り袖がはやるとの予想です。時代の流れを反映する振り袖、振り返ってみるのも面白いですね。

CBCテレビ「チャント！」1月9日放送より