92歳がフルマラソン!?「健康長寿の秘訣」…健康長寿ポイントと食生活の“合言葉”とは?
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。
メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。
ドクターは、日本栄養大学(旧女子栄養大学)特任教授 医学博士 新開省二先生です。
今回のテーマは『〜キーワードは足腰・血管・脳〜ゲンキシニアに学ぶ!健康長寿の秘訣』
人生100年時代、いつまでも健康で長生きしたいものですよね。長く健康に過ごすためには、「丈夫な足腰」「若い血管」「若い脳」の三大要素が大切だそうです。その対策は、思ったときが始めどき。何歳からでも遅くはないのだとか。そこで、今回はゲンキなシニアの暮らしぶりを参考に健康長寿の秘訣を専門医に教えてもらいました。
健康寿命の定義

健康寿命とは、健康上の問題によって日常生活が制限されることなく過ごせる期間のこと。しかし、厚生労働省のデータによると男性の健康寿命は72.57歳で平均寿命は81.05歳。女性の健康寿命は75.45歳で平均寿命は87.09歳と男女ともに約10年の差があるそうです。
ゲンキシニアに学ぶ!健康長寿の秘訣(1)92歳の現役マラソンランナー
北畑耕一さんは、92歳の現役マラソンランナー。これまでにフルマラソンを36回も完走しています。しかし、70歳までは仕事一筋でマラソンとは無縁の人生。74歳の時にジョギングを勧められたことが、マラソンを始めるきっかけとなったそうです。最初は走れずひたすらウォーキング。2年間ほどは体力不足で走れなかったものの、続けていくことで次第に走る喜びを感じるようになったと言います。そこから5kmのマラソン大会に参加。次は10kmのマラソン大会とどんどん距離をのばしていき、78歳で初めてフルマラソンを完走。80歳でニューヨークシティマラソン年代別1位を獲得しました。北畑さんの今後の目標は、2027年11月に開催されるニューヨークシティマラソンに出場すること。そのとき北畑さんは94歳。実現すれば大会史上最高齢のランナーになるそうです。
<健康長寿ポイント「ランニング」>
北畑さんは、夏場は5〜6km、冬場は10〜15kmのランニングを週2回行なっているそうです。先生によると、有酸素運動は持久力のある筋肉を鍛えるには非常に重要なのだとか。ランニングをする際は、身体の調子に合わせて無理のない範囲で行なってください。
<健康寿命ポイント「スクワット」>
自宅ではストレッチやラジオ体操、スクワットなどの簡単な筋トレを10年ほど行なっているという北畑さん。先生によると、スクワットはキング・オブ・エクササイズとも言われるほど、下半身の筋力を鍛える非常に優れたエクササイズだそうです。
<健康長寿ポイント「野菜」>
北畑さんのある日の朝食は、トースト・目玉焼き・ベーコン・ブロッコリー・ミックスベジタブルなど。先生によると、野菜などに含まれる抗酸化物質は健康長寿に良い影響があるそうです。
ゲンキシニアに学ぶ!健康長寿の秘訣(2)趣味に脳の若さの秘密が!?
上野チヱ子さん92歳の趣味は、小さな折り鶴で盆栽を作る「折り鶴アート」。1つの作品に1000〜3000羽を使うのだとか。作品は、神奈川県鎌倉市の腰越郵便局に展示され、皆さんの目を楽しませています。折り鶴アートの材料は、新聞紙のカラー紙面。読んだものを長年かけて溜めていると言います。その新聞紙を3cm四方に切り、鶴を1つ1つ指で折っているのだとか。上野さんが折り鶴アートを始めたのは10年ほど前。お孫さんが持ってきた折り紙を見て、自分もやってみようと新聞紙を折り紙の大きさに切って作ったところ、その結果が素晴らしく好奇心が湧いてきたそうです。現在も展示会に向けて制作中の上野さん。今後の目標は、ピンピンコロリ。ピンピンと弾みのある生活を送っていきたいそうです。
<健康長寿ポイント「指先を動かす」>
指先は第2の脳と呼ばれるほど多くの神経が集中しており、日常的に手先を細かく動かすと脳の活性化につながるそうです。
健康長寿につながる食生活

健康長寿のための食生活で何よりも大切なのは、多様な食品をバランス良く摂ることだそうです。先生によると、毎日7品目以上を摂る人は健康長寿の傾向があるということがわかっているのだとか。下記に紹介する10の食品群から不足しがちなものを食卓にプラスしていくのがおすすめだそうです。
<合言葉は「さあにぎやか(に)いただく」>
おかずとして毎日摂って欲しい10の食品群
・さ(さかな)
・あ(あぶら)
・に(にく)
・ぎ(ぎゅうにゅう)
・や(やさい)
・か(かいそう)
・い(いも)
・た(たまご)
・だ(だいずせいひん)
・く(くだもの)
ゲンキシニアに学ぶ!健康長寿の秘訣(3)97歳 大海原に生きる海の男
宮城県石巻市桃浦(もものうら)で暮らす甲谷強さん97歳。15歳で船に乗り、漁師一筋。現在は引退していますが、自分やご近所さんが食べる分を獲りに今も一人で海へ出ているそうです。現在は一人暮らしの甲谷さんですが、よくご近所の太田さん一家が遊びに来ているそうです。太田さんは、甲谷さんがかつて指導した漁師学校の生徒。太田さんは東京から移住し、甲谷さんに学んで漁師に。今も家族のような付き合いを続けているそうです。
<健康長寿ポイント「バランス」>
揺れる船の上でバランスを保ちながら、片手で釣りをする甲谷さん。先生によると、甲谷さんの場合、体幹の筋肉がしっかり備わっていることによってバランス能力が向上しているとのこと。体幹の筋肉を鍛えると、転倒や寝たきりのリスクを減らすことができ、健康長寿につながるそうです。
<健康長寿ポイント「タコ」>
この日甲谷さんの夕食のメインは、タコのお刺身とシログチの煮付け。先生によると、タコはたんぱく質やビタミンが豊富。また、タコに含まれるタウリンは、高血圧の予防に重要だと言われているそうです。
<健康長寿ポイント「魚」>
魚に含まれる多価不飽和脂肪酸を日常的に摂取すると、動脈硬化が起きにくいと言われているそうです。
<健康長寿ポイント「世代を超えた交流」>
世代を超えた人々と交流を持つことは、認知症予防のほか、気持ちが穏やかになり生活に楽しみや張り合いが生まれるのだとか。また、加齢により心身や社会性の活力が低下し要介護の手前の状態である「フレイル」の予防にも、社会とのつながりが大事だそうです。
(2026年9月20日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)
番組紹介
ニッポンの皆様に健康生活を!この言葉をキーワードにすぐに役立つ健康情報をお伝えします。「人」「家族」の未来を創り出す、CBCテレビの健康情報番組。




