「太ってしまう人」の家に“共通点”…衝撃の事実!太っているのは家のせい!?お手軽!『家やせダイエット』
サマリーSummary
ドクター:かたやま内科クリニック 院長 医学博士 片山隆司
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。
メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。
ドクターは かたやま内科クリニック 院長 医学博士 片山隆司先生です。
今回のテーマは「〜太っているのは家のせい!?〜お手軽!『家やせダイエット』」
ダイエットをしてもなかなか上手くやせられない…。もしかしたら、その原因は「家が太っている」からかもしれません。実は、太ってしまう人の家には太る原因となる多数の共通点があるのだとか。そこで今回は、太っている家をやせさせてダイエットする『家やせダイエット』について専門家に教えてもらいました。
太っているのは家のせい!?お手軽「家やせダイエット」
管理栄養士の森由香子さんは、肥満に悩む方の食事や生活を約4500人も指導してきたスペシャリスト。その結果、太ってしまう人の家には太る原因となる多数の共通点「太らせポイント」がある事を発見したそうです。
<ダイエット成功の秘訣は環境を変える事!?>
先生曰く、行動と生活が変わる事で少しずつ体重が落ちていくのがダイエットの正しい方法。一見遠回りに感じるかもしれませんが、体重計に惑わされずにしっかりと長期的に環境を変えていく事がダイエットを成功させる秘訣だそうです。
家の中の太らせポイント(1)「玄関に運動靴がない」
太っている人の家の玄関には運動靴がないか、あっても靴箱の奥にしまい込まれているケースが多いそうです。
<やせる家のポイント>
やせる家にするためには、玄関に運動靴を置きましょう。やる気になった時にすぐ運動できる状態にしておく事が重要だそうです。
家の中の太らせポイント(2)「部屋が散らかっている」
約4500人の調査で分かった太らせポイント2つ目は、家の中が散らかっているという事。先生によると、物が散らかった状態が視界に入ると、人は無意識のうちにストレスを感じストレスホルモンとも呼ばれる「コルチゾール」が増加するそうです。コルチゾールは、血糖値の上昇・食欲増進・脂肪の蓄積などにも影響を及ぼすのだとか。つまり、部屋が散らかっているだけで太りやすくなってしまうそうです。
<やせる家のポイント>
やせる家にするポイントは、部屋を片付けるとともに必ず通る廊下に姿見を置く事!自分の体型を毎日目にする事で、脳に「やせなくてはならない」と思い込ませる事ができるそうです。
家の中の太らせポイント(3)「お菓子がすぐ取れる場所にある」
先生によると、目に付く所に食べ物があると摂食中枢が刺激されるとの事。すると、本来の食欲ではないニセの食欲が誘発されてしまい、お腹が空いていないのについ食べてしまうという行動につながってしまうそうです。
<やせる家のポイント>
お菓子などは目に見えない場所に置き、ニセの食欲を抑える事が重要だそうです。
家の中の太らせポイント(4)「ソファー周りに全て揃っている」
手の届く場所に、充電器・雑誌・リモコンなどを置いていると、日常のちょっとした事でも動く事がなくなり運動量が激減。太る原因になってしまうそうです。
<やせる家のポイント>
ソファの周辺にはなるべく物を置かないようにしましょう。
家の中の太らせポイント(5)「ローソファーや座椅子を使っている」
座面の低いソファーや床に座って生活をしていると、立ち上がるのが面倒になってしまい運動量が減ってしまうそうです。
<やせる家のポイント>
ソファを座面の位置が高いものに変えるのがオススメだそうです。
家の中の太らせポイント(6)「食卓に調味料がある」
目の前に調味料があると、摂食中枢が刺激されてつい手が伸びてしまうそうです。
<やせる家のポイント>
調味料は見えない所にしまっておきましょう。さらに、食事の際はブルーのランチョンマットを敷くのがオススメ。青色は食欲を抑える色と言われており、実際に研究でも青色の濃度が高いほど、食欲が減退するというデータもあるそうです。
家の中の太らせポイント(7)「大量のお菓子が買い置きしてある」
スナック菓子やチョコレートなど脂っこい物は、摂食中枢を刺激してしまうそうです。
<やせる家のポイント>
ダイエット中の買い置きは控え、食べる分だけを買いに行くようにすると良いそうです。
家の中の太らせポイント(8)「大皿での食事」
大きなお皿に料理を盛りつけると、自分がどれだけ食べているかを把握しにくくなり、太る原因につながってしまうそうです。
<やせる家のポイント>
大皿は食べた量が分かりにくいため、小皿を用意して一回分の量を把握できるようにすると良いそうです。
家の中の太らせポイント(9)「冷凍庫の食品が平置き」
平置きにすると冷凍庫の中身を把握しにくくなります。すると、余計な買い物が増えて食べすぎにつながる可能性があるそうです。
<やせる家のポイント>
一目で何が入っているのかが分かるように縦置きにして「見える化」を心がけましょう。常にストックが確認できるため、自分が食べた量も把握しやすくなるのだとか。アイス・主食・野菜などカテゴリー別に収納するのがオススメだそうです。
ダイエットは正しい方法で行いましょう
<リバウンドを繰り返すとやせにくくなる!?>
先生によると、体脂肪は身体にとって重要な臓器なので、ダイエットをしても最後まで燃えにくいとの事。そのため、短期間で無理なダイエットを行うと、本来落としたい脂肪だけでなく骨や筋肉も減ってしまうそうです。すると、リバウンドをした時に脂肪だけが増えてしまう為、体重は元の体重でも体脂肪率が前回より高い状態になってしまうのだとか。つまり、リバウンドを繰り返すとどんどんやせにくい身体になってしまうそうです。
<無理なダイエットは禁物!>
食事を抜くなど自己流で無理なダイエットをすると、健康を維持する上で大切な栄養素の不足を招き、身体に様々な悪影響が出るそうです。特に、中高年は基礎疾患を持っている人も多いので、動脈硬化が進んだり、命に関わる病気につながったりする恐れもあるのだとか。そのため、無理のない正しいダイエットを心がける事が大切だそうです。なかなかやせられない人は家を見直して、家やせダイエットにぜひ挑戦してみてください。
(2023年6月25日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)