猫背

2019年9月8日(日)放送 【第372回】
猫背

サマリーSummary

ゲンキスチューデント:新井恵理那
ゲンキリサーチャー:ハマカーン
ドクター:高平尚伸
意外と多い猫背の悩み。猫背は、見た目で老けた印象を与えるだけでなく、腰痛・肩こり・背中の痛み・頭痛・眼精疲労などにも影響します。さらに、認知症になるリスクを高める事も最近分かってきました。そこで今回は、猫背を改善するポイントをご紹介します。

あなたの姿勢は大丈夫?簡単!猫背セルフチェック

<猫背セルフチェック法>
▼椅子を壁の前に置く
▼壁に向かって座り、つま先と膝を壁につける
▼力まずに立ち上がる

猫背の人は、立ち上がるときに身体を前に傾けるクセがついているため、壁が邪魔になって立てません。猫背でなければ違和感なく立ち上がれます。

猫背のリスク

・肩こり、腰痛
頭の重さは、体重の約1/10と言われ、ボーリング玉と同じぐらいの重さです。猫背になると、頭を支える首・肩・背中の筋肉(僧帽筋)に大きな負荷がかかり、肩こりの要因になります。さらに、僧帽筋は頭の後頭部までつながっているので、頭痛や眼精疲労の要因にも。また、腰まわりの筋肉にも負荷がかかるので、腰痛や椎間板ヘルニアの原因にもつながります。

・呼吸が浅くなる
猫背は、肺や横隔膜が圧迫された状態になるため呼吸が浅くなります。すると、自律神経にも影響及ぼし、イライラやひどいとうつ状態を引き起こす事があります。猫背を治すと呼吸も深くなり、自律神経が安定。メンタル面にも良い影響を与えます。

・むくみ
呼吸が浅いと静脈の流れが悪く、脚がむくみやすくなります。姿勢を良くすると、静脈の血流が改善されてむくみの改善につながります。

・認知症
猫背によって腰や膝に痛みが出ると、外出する機会も減少します。その結果、活動性が鈍って交友範囲も狭まり、社会性が失われて認知症につながります。最近では、猫背は約2~4倍認知症のリスクが高まると言われています。

猫背改善法

猫背は、長年のクセによるもの。改善するには、正しい姿勢のクセをつけるのが近道です。

<正しい座り方のコツ>
▼椅子に浅く座る
▼上半身を前に倒す
▼お尻を背もたれと座面の角にあてる
▼上半身を起こす

この方法で座ると、自然と正しい座り方をする事ができます。ただし、猫背の人は普段正しい姿勢を保つための筋肉を使っていないため、背中や腰に痛みを感じる場合があります。筋肉を鍛えて、正しい姿勢を身につけましょう。

<正しい姿勢を保つ筋肉を鍛える方法>
▼立ってお腹をへこませる
▼かかとを数回上下させる
姿勢に重要な体幹の筋肉をバランス良く鍛える事ができます。

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