来季は期待の背番号7へ!二軍スタートから四番打者も務めた竜の強打者・福永裕基の成長のシーズンを振り返る!
「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム
二軍スタートの逆境を乗り越えたのは新たな武器の獲得!
今回のサンドラは、ブライト健太選手に「イケメン風」と判定され、小笠原慎之介投手に「(福永選手は)おもしろくない」ことから、女子人気が高いことについて“意義あり”と言われ、齋藤綱記投手からは「そんなにいい奴じゃないっすよ笑」と落とされ、勝野昌慶投手からはアリに似ている?と喩えられ、実はいじられキャラということが判明した福永裕基選手。挙げ句の果てには清水達也投手に「細川成也さんといることが趣味。好きな食べ物は細川さん。細川さんを食べてる時が一番多い。」と次元を超えるイジられ方をされつつ、変わらぬ表情で受け流す、そんな福永選手に迫っていきます!
2024年シーズン開幕は、今季111試合出場で打率.306、OPS.789という最終成績からは考えられないが、二軍スタートだった。2023年はルーキーながら97試合、打率.241、本塁打2、盗塁2としっかり結果を残したのでなおさら悔しさを感じる状況だが、福永選手は、「自分の実力が足りないだけだと思うので、認めてもらうまで頑張るしかない。」と冷静に分析し努力を重ねていった。すると新しい武器が加わった。昨季一軍でわずか2盗塁だったのが、二軍ではあるが27試合で11盗塁と大きな変化を数字で示した。
「何かインパクトを残さないといけないと、アピールするしかないと思ったのでアピールを続けて、1日でも早く一軍に行けるように頑張っていました。」
バッティングの方でも二軍で27試合、打率.326、本塁打3と結果を残し一軍昇格を自らの手で力強く掴んだ。そこから、5月打率.273、本塁打0、6月打率.292、本塁打1、7月は打率.333、本塁打2とぐんぐん調子を上げていき、7月12日のタイガース戦では初の4番の座についた。
「正直『まじか』とか『ホンマかな?』というかビックリしたんですけど、意識はしてないです。自分の中での変化は特にないです。勝つために自分の役割をしっかり果たす。チームが勝つために貢献したい。その想いだけですかね。」
最終成績は、111試合、打率.306、本塁打6、打点32、盗塁9、と規定打席には届かなかったものの、来年に大いに期待できる成績となった。
「ほとんど全てでキャリアハイの成績を残すことができましたし、ステップアップできたシーズンだったと思います。」
秋季キャンプでは、本職のサードに加え、ルーキーイヤーに守った二塁に再挑戦。来年に向けてこう語った。
「チームに年間通して貢献できていないので、まだまだ満足していいところではない。しっかりチームの中で引っ張って行ける存在、チームを勝てる集団にできる存在になっていけたらなと思います。」
ファンからの質問に一問一答で福永選手の素顔に迫る!
そんな福永選手をファンからの質問でさらに掘り下げていきます。
質問:今一番、大事にしているものは?
「睡眠。回復するために睡眠は大事だと思うんで、最低7、8時間寝るように心がけています。」
質問:今季、色々な守備位置につきましたが来季はどこを狙う?
「どのポジションを狙うっていうのは、あんまりないんですけど、セカンドをやるっていうのは言われているので、そこでやっていきたいなと思います。」
質問:もし、ライデル・マルティネス投手と対戦したら?
「一度対戦してみたいピッチャーではあったので、対戦できるとなったらすごく楽しみですし、絶対打ちたいと思っています。心強い守護神がいなくなるのはあれですけど、敵として対戦できるのは楽しみです。」
質問:学生時代は文系?理系?
「文系ですね。大学では、文学部の日本語学科というところに所属していました。野球に使われる比喩表現についての卒論を書きました。」
質問:好きな女性のタイプは?
「落ち着いている人。好きな芸能人は今田美桜さんですね。」
質問:自分へのご褒美は何かした?
「自分にはしてないっすね。何に使うかそんなに決めてないって感じです。」
質問:クリスマス、サンタさんには何をもらっていた?
「小学校の頃は野球盤、野球始めてからは手袋とかもらってましたね。」
質問:ひこにゃんとドアラ どっち派?
「そんなにひこにゃんに対する愛ないんで、全然ドアラ派っすね。」
質問:ドアラとはどんな話をする?
「話さないっすね、僕は。戯れ合うことはよくあるけど。」
質問:好きな地方の食べ物は?
「広島に行ったら、絶対広島焼き食べるんで好きですね。」
質問:ファンからもらって嬉しい差し入れは?
「スタバのカードもらうのが一番嬉しいですかね。よく頼むのは、コールドブリューコーヒー。」
質問:好きな名古屋メシは?
「うなぎって言いたいんですけど、最近はあんかけパスタが美味しいってことに気づきました。」
質問:来シーズンの目標は?
「個人的には、全試合出場。チームとしては、優勝目標に頑張ります!」
福永選手は今季のベストシーンとしてあげた、7月6日のカープ戦でのピンチを救う背走キャッチと好返球について、「無意識でやった」とのことで、守備のポテンシャルの高さを感じさせる。ポジションが変わっても、その力を発揮する活躍を期待したい。チームとしてもその打撃力、守備力の高さを活かすためにも出場機会を増加させたい狙いもあるだろう。走攻守どの指標にも高い意識がある福永選手の活躍は、非常に影響力が大きい。しっかりと個人目標を達成すれば、チームもパワーアップする。悔しい気持ちの中でも、新たな武器を身につけて戦う強さを持つ福永選手とともに、試練を乗り越えて栄光を掴み取ることを夢見て。頑張れ福永選手!頑張れドラゴンズ!
澤村桃