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竜のドラ3大型高校生左腕!森山暁生投手に10の質問で迫る!

竜のドラ3大型高校生左腕!森山暁生投手に10の質問で迫る!
「サンデードラゴンズ」より森山暁生投手(C)CBCテレビ

「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム

10月30日放送回のサンドラでは、ドラゴンズにドラフト3位で指名された森山暁生(あきお)投手を、同じく徳島出身のピッチャーである川上憲伸氏がスタジオに迎える。前半は森山投手自信のコメントとともに半生を振り返り。後半では10の質問に答え、現在の森山投手のベールを剥がしていく。それでは早速振り返る。

ドラフト3位の左腕!森山暁生投手の半生に迫る

「サンデードラゴンズ」より森山暁生投手(C)CBCテレビ

ドラゴンズにドラフト3位で指名された森山投手は、制球良くコーナーに投げ込み、最速146キロのストレートと多彩な変化球が特徴の大型高校生左腕だ。

「自信のあるボールはストレート。150kmも出ないですけど一球一球投げ込んでいくのが自分の投球スタイルだとは思ってます」

そう語る森山投手が野球を始めたのは、小学校3年生の時。そのきっかけは偶然だった。その当時のことを森山投手はこう語る。

「遊びに行った帰り道で、たまたま少年野球をやっていた。そのときからちょっと身長も大きかったんで少年野球の監督さんから声をかけてもらいました。」

ご両親はまさか自分たちの息子が野球をするなんて思っていなかったので、まさに青天の霹靂だった。小学生からピッチャーを始め、中学生から硬式野球を始め全国大会出場。そして、地元の強豪・阿南光高校へ。2年夏エースとして県大会を一人で投げ抜きチームを甲子園に導く。しかしそこで、甲子園の会場の雰囲気に呑まれたと語るように、完投したものの8失点という苦々しい結果だった。

「まだまだ僕らの知らない世界が広がっているんだなっていうのが、プロを目指すきっかけになった。夢が目標に変わった」

そこから取り組んでいるのが下半身の強化だ。その意図について森山投手はこう説明する。

「下半身がすごく硬かった。筋力を上げるのももちろんだけど可動域を広げるために柔軟性を出すトレーニングに取り組んだら、ピッチングの上での疲労の溜まり方が全然違ったんで」

「サンデードラゴンズ」より森山暁生投手(C)CBCテレビ

それに対して、阿南光高校の髙橋監督は体全体で投球できるようになってきたと評価する。入学当初は最速136kmだったのが、146kmまで向上し、3年春の県大会では1試合20奪三振の大会タイ記録をするほどに成長しプロの世界の入り口へと立った。

「最多奪三振や最終的には沢村賞を狙って、スケールの大きい投手になっていきたいと思っています。僕も大野雄大投手もスプリット系のツーシームが持ち球。大野投手が投げているのを見たらキャッチャーめがけてというよりベースの上に落ちていくような感じがした。決め球として使うならベースに落ちるように投げることを意識するようになった」

野球を通じて人間的な成長を遂げた森山投手、元々人見知りな性格だったのが初対面の人でも全然喋れるようになった。3年間担任を受け持った竹内亜希子先生曰く、日に日に積極性が出てきて、1年生の後半からは生徒会の役員にも立候補、今は生徒会副会長を務めているとのこと。お母様も「野球を通じて色々な人と話す中で培われたものかな」と話す。

このように高校生の間にも大きく技術、精神ともに成長を遂げた森山投手は、プロに入って、仲間たちや指導者などによって更に大きく進化するだろう。その変化も大変楽しみな選手だ。

森山投手の素顔に迫る!10の質問

「サンデードラゴンズ」より森山暁生投手(C)CBCテレビ

川上憲伸氏の、2022年のドラフトでの注目選手として挙がっていた森山投手。投げっぷりが泣けてくると評する。徳島では県立高校が多いため、選手層が薄くなりがちな中で森山くんがいなければ甲子園に行けないだろうという期待を一心に背負ってやっていたところが泣けてくるポイントだという。また投球フォームだったり変化球の質も好みだと語るが、川上氏はドラフトでのドラゴンズの指名はないだろうと予想。予想が見事に外れ、晴れてドラゴンズが指名権を獲得した森山投手。

1.肉より魚が好きだ ○
「祖父と祖母が漁師をやってて、港町が近くなんでそういうところで魚が身近にあったので。(祖父と祖母が)タコ漁師なので、タコが好きです。(自身では)ブラックバス釣りに行ったりします」

2.リラックス方法がある ○
「お風呂入るとか、音楽聴いたりとか、寝ることですね。(好きな音楽は?)HIPHOPですね。8人組のHIPHOPクルーのBAD HOPが好きです」

3.好きな女性芸能人がいる ×

4.負けたくないライバルがいる ○
「同じ四国で同級生のジャイアンツドラフト1位指名の浅野(翔吾)くんとは、一回対戦して4打数2安打打たれたんで、悔しい思いしたんでもう一回対戦して抑えたいです。(プロの初対戦はどんな結果に?)絶対三振はとりたいですね!」

5.あだ名がある ○
「基本的に下の名前で、暁生(あきお)って呼ばれたりとか。アッキーって呼ばれたりとかしますね」

6.インドア派だ ×

7.名古屋めしが好きだ ○
「(放送前に食べたひつまぶしは?)すごく美味しかったです。(いままでで一番量を食べたのは?)カレーだったらご飯三合くらいです」

8.対戦してみたい選手がいる ○
「やっぱり今、野球界ですごいバッターがいて。村上宗孝選手とは戦ってみたいですね。やっぱりまっすぐで押していって、ズバズバ投げ込んでいけたらなと。(この初対戦はどんな勝負をしたいですか?)1打席目、思い切って投げ込んでいって真っ直ぐ勝負で抑えれていったらいいなとは思ってます」

9.1年目から一軍で活躍する ○

10.阿波踊りができる ×

プロ入りに対してしっかりした意識を持ちつつも、高校生らしい一面をのぞかせる森山投手。そんな彼のドラフト同期で唯一の高校生であるドラフト4位の山浅龍之介捕手からも質問が。

山浅捕手「ドラフト3位の森山君に質問です。自分と森山君これからバッテリーを組む機会があると思うんですけど、どういうリードをして欲しいのか詳しく教えてください」

森山投手「自分の持ち味はまっすぐだと思ってるんで、まっすぐを引き立ててくれるようなそういうリードをしてほしいなと」

「サンデードラゴンズ」より森山暁生投手(C)CBCテレビ

最後に、一年目の目標を聞いてみた。

「やっぱり、まず一軍で投げて練習でも付いていって、自分の投球スタイルを貫いていって信念を持った選手になりたいと思います。わいは頑張るぞ!」

川上氏に煽られて、徳島弁で抱負を語ってくれた森山投手。語ってくれた言葉通り、芯が通っており物おじせずにハキハキと話す姿を見ると、マウンド上でも堂々とした姿が見られそうで楽しみになる投手です。貴重な左腕投手として、焦る必要はないが早く一軍の舞台に立つことが待たれる。

澤村桃

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