CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

左右のエース大野雄大・柳裕也の対照的な質問に立浪監督が真剣回答!&岩瀬チェックで中継ぎ陣を徹底解剖!

左右のエース大野雄大・柳裕也の対照的な質問に立浪監督が真剣回答!&岩瀬チェックで中継ぎ陣を徹底解剖!

「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム

 今週のサンドラは「選手から立浪監督への直撃質問」「岩瀬仁紀の中継ぎ陣鉄腕チェック」の特集!「選手から立浪監督への直撃質問」では立浪監督の現役時代の技術論から、立浪ドラゴンズの野球に求めていることまで選手の質問から明らかに。「岩瀬仁紀の中継ぎ陣鉄腕チェック」では予想される中継ぎの布陣と各選手への鋭い評価をコメント。シーズンに向けて、期待の輪郭を示していく2つの特集を振り返る!

「満塁時の心得は?」「守備上達の極意は?」選手から立浪監督へ直撃質問!

左右のエースピッチャーから期待の若手まで選手たちの質問を立浪監督に直撃インタビューで迫る!

投手二冠のエース右腕・柳裕也投手の質問

「サンデードラゴンズ」より立浪和義監督(C)CBCテレビ

Q.もし現役時代に僕と対戦する機会があったらどのような球を待ちますか?

A.今日(柳投手の)ブルペンに立ったんですけど、非常に制球力もいいですしボールもやっぱりキレがありますし、ただ球種が多いので狙いにいきにくいと思うのですが、基本はまっすぐ(ストレート)を待ちますね。いいピッチャーですから、追い込まれる前までになんとか勝負したい。今年もここまで順調にやってくれてますが、本当の意味で今年が勝負の年だと思うので、本当に彼には期待しています。

絶対的正捕手を狙う・木下拓哉選手の質問

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

Q.去年、僕は満塁時の打率が1割を切っちゃったんですけど、考えることが多くてゲッツーになりたくないなと思っているとゲッツー打っちゃうんですけど立浪さんは満塁がすごく得意だと聞いたので心構えを教えていただきたいです。

A.去年解説しているときに、サヨナラのケースでタイガース戦でサードゴロ打ったんですけども、それでダブルプレーという結果で。あの時のように1点でいいというケースであれば、もう少しヘッドの面を長く使ってミスしても外野フライになるような、そういう打ち方ってあるんですよね。気持ちよくスパーンといきたくなるんですけどね。

マエケンも絶賛のストレートが武器・高橋宏斗投手の質問

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

Q.嫌だと思うピッチャーはどんなピッチャーですか?

A.今イーグルスの監督をやっている石井一久。球も速いし、2回くらいデッドボールが当たっているので怖さとの戦いもありましたね。攻める姿勢というのがピッチャーは一番大事だと思います。

 ー反対に通算対戦成績が打率.308、HR6本、打点20のジャイアンツで平成の大エースと言われた斎藤雅樹投手については…

なんかタイミングが合うんですよね、相手も苦手意識があると打たれまいと厳しいところに投げてカウントを悪くするので結局打ちに行ったときに甘いボールが来るという不思議な現象が起こる。ボールが先行したら勝負にならないですよね、だからピッチャーには攻めてほしい。

 ー2度目の実戦登板で3回被安打2、奪三振2、無失点の好投を見せた高橋宏斗投手の開幕ローテ入りはあるのか?

これから長いイニング投げて、いろいろ課題も出てくると思いますしローテーションに入っても今度は1シーズン長いですし投げられる体力をつけていかないとなかなか難しいですから。ただボールに力はありますし非常に期待はしています。

守備のセンスが光る期待の2年目・土田龍空選手の質問

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

Q.自分も立浪さんのようにゴールデン・グラブ賞が獲れるショートになりたいと思ってます。どうしたら守備が上手くなりますか?

A.グラブさばきなどは、プロに入った時からいいものを持っていると思う。あとは、1つ1つ丁寧に堅実にプレーすることを心がければスローイングも含めて十分それくらいの守備力はついてくると思う。

キャプテンでエース左腕・大野雄大投手の質問

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

Q.試合で活躍したら監督賞を出していただけますか?

A.これはやっぱり考えないといけないですね、考えておきます笑

ー大野雄大投手が名乗りを上げている開幕投手は決めているのか?

落合英二ヘッドコーチと話し合って近いうちに決めたいと思います。

 終盤に差し掛かったキャンプでも立浪監督が積極的に選手に指導する姿が見える。選手たちも現役時代を知る監督だからこそ具体的な質問と回答があり、キャンプでのコミュニケーションの一端を垣間見るようだ。選手たちの向上心溢れる質問に対し、立浪監督が目指す野球を遠望しつつ具体性とユーモアを持って返しているのは、チームとして熱く一丸となっているのを感じる。そんな部分にも注目しながら応援したい。

「期待の新戦力は?」「一番キツい練習は?」岩瀬仁紀の鉄腕チェック!

「サンデードラゴンズ」より岩瀬仁紀さん(C)CBCテレビ

 沖縄キャンプで見た今年の中継ぎ候補となる投手を、岩瀬の目線でチェックする!鉄壁の中継ぎ陣を支えた岩瀬さんが◎○△の三段階で評価し、鋭くコメントしていく。

「サンデードラゴンズ」より祖父江大輔投手(C)CBCテレビ

祖父江大輔:◎
元気にプレーする姿が状態の良さを伺える。フォークボールを習得しようと、改良の姿勢も評価。

ちなみに…
フォークボールは、カープの栗林良吏投手がゲストのサンドラの収録中に流れの中で喋っていて参考にきいて、今までのフォークとは違った形で投げられている。「先輩のメンツとして『栗林直伝のフォーク』は止めてください笑」と本人談。

R・マルティネス:○
投げている姿を見られるだけで問題ない。隔離期間があったが順調に投げられている。

「体の状態は100%近くに仕上がっているが、もう少し完全に仕上がってから試合で投げていきたい。」とのコメントもあり実戦登板も近そうです。

「サンデードラゴンズ」より福敬登投手(C)CBCテレビ

福敬登:○
去年よりも状態が良い。数少ない左腕として実績も十分。

「サンデードラゴンズ」より田島慎二投手(C)CBCテレビ

田島慎二:○
去年右肘の手術から復帰して元気に投げているのが一番大きい。いいときのフォームに戻ってきている印象。

谷元圭介:○
ベテランになって、自分の役割を淡々とこなせている。

「サンデードラゴンズ」より藤嶋健人投手(C)CBCテレビ

藤嶋健人:△
良いときに比べ投げっぷりがよくない。疲れが見えキレが悪い。
「へばってきたときの高めに浮いたストレートが命取り。投げる体力をもっともっとつけたい。」と本人も意識し改善に取り組んでいる。

「サンデードラゴンズ」より鈴木博志投手(C)CBCテレビ

鈴木博志:○
サイドスローから上手投げに戻したことでボールの迫力が増した。

「サンデードラゴンズ」より橋本侑樹投手(C)CBCテレビ

橋本侑樹:△
コントロールに安定感がなくスライダーが打者に届く前に曲がる。

岩嵜翔:△
首を痛めて調整は遅れているが投げ方自体は悪くないので、これから調子を上げてくる。

「サンデードラゴンズ」より石森大誠投手(C)CBCテレビ

石森大誠:○
球界でも数少ない球速150km超左腕は力で打者をねじ伏せられる。ただ、岩瀬のイメージする高い評価に、生で見た評価は至らなかったので○とした。

山本拓実:◎
今年取り組んでいるシュートがモノになれば、元々キレのいいピッチャーなので両サイドに投げ分けられる。

近藤廉、マルク:◎
2人とも持っているものが他の投手とは違う。近藤投手は手元で動くボールが武器、マルク投手はバッターのタイミングが取りづらいというなかなかない特徴を持っていて楽しみ。

岩瀬予想!中継ぎの布陣

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

〜6回:福、谷元、山本
 7回:田島、岩嵜、石森
 8回:祖父江
 9回:R・マルティネス
開幕一軍候補:マルク、近藤、橋本、藤嶋

開幕一軍に入るには、とにかく結果を出して自信をつけること。一度でも(制球難などで)自滅するような形を見せるのは良くない。

岩瀬さんの経験も踏まえた言葉には、中継ぎはチームの勝敗を強く左右する重要な役割であると改めて認識させられる。岩瀬さんとともに中継ぎ黄金期を支えた落合英二コーチの指導は、独自の視点で実践を意識した内容となっている。

落合ヘッドコーチ独自の指導法

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

・ストライクテスト
30球中いくつストライクが入るか上位10人が紅白戦出場権を獲得。シート打撃での追試もあり。

・インターバル5種目
5つのブルペンに設定された課題でストライクを取り10球で入れ替わる。インターバルは2分間で5球投げてから課題に入る。同じボールをずっと投げることができずランダムに交換される。

インターバル5種目がピッチャーにとって一番きつい練習なんですよ。ただ実戦の時はマウンドも人が投げた後で投げますし、ボールもファールやワンバウンドですぐに変えるじゃないですか。キャンプ中は1つのボールで気持ちよく投げれるんですけど、そうさせないので、気持ちよく投げさせないことになる。そうすると、対応能力が大事になるのでその中でいかにいいボールが投げれるのか見極めるための練習になると思う。

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

 岩瀬さん曰く高い対応力が問われる実践的な練習もありつつ、新戦力の石森投手に7回を任せる予想をしてることや、一軍でまだ実績のない近藤投手やマルク投手にも◎の高評価をつけていたことなど、高いハードルを超えていく渦中にありつつも新たな可能性にプロが見ても期待ができるとの後押しがあった。打撃陣もコーチが一新されその効果が出てることに注目が集まるが、これから開幕に向けては中継ぎ陣にキャンプの成果が出るところからも目が離せない!

澤村桃

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP