【日めくりドラゴンズ】11月28日はドラゴンズ球団歌を歌う松平健さんの誕生日!
日付からドラゴンズの過去の試合をCBCラジオの実況とともに振り返る「日めくりドラゴンズ」
きょう11月28日は、「マツケンサンバ」でおなじみ、松平健さんの誕生日です。
松平健さんといえば、ドラゴンズが勝った試合後に流れる球団歌「昇竜-いざゆけドラゴンズ-」を歌っていることで知られていますが、実は「燃えよドラゴンズ!」も2008年に一度歌っています。
きょうは、CBCラジオの実況から離れ、昭和から平成にかけてファンの間で歌い継がれる「燃えよドラゴンズ!」についてお話しします。
ドラゴンズファンには説明不要。老若男女歌える応援歌
一番打者が塁に出て、二番打者が送りバント(ヒットエンドラン)、三番打者がタイムリー、四番打者がホームラン。ドラゴンズファンにはおなじみのこの歌詞は、他球団のファンでも知っている方は多いのではないでしょうか。
板東英二さんの歌う、初代「燃えよドラゴンズ!」が発売されたのは、昭和49年。V10を目指すジャイアンツとの優勝争いの最中でした。そこから40年以上の間、板東英二さんをはじめ、CBC・久野誠アナウンサー、歌手の舟木一夫さん、水木一郎さん、松平健さんなど様々な人によって歌われてきました。
カップリングに名曲あり
昭和の時代はレコード、平成に入ってからはCDで発売された「燃えよドラゴンズ!」。実はカップリングに知られざる名曲が隠されています。
「燃えよドラゴンズ!!'91」には、
オリジナルシュプレヒコールを含めてカップリングとして8曲が収録。三者三様、どの曲もついつい聞き入ってしまいます。
昭和歌謡曲を思わせる「ドラゴンズに乾杯!」は男女デュエット曲。名字ではなく名前で選手を呼びます。
「モエドラおばさんラップ」は、名古屋弁全開のラップ調。
「竜の涙割り」は、ドラゴンズが敗れて悲嘆に暮れる男を唄いました。
「好きよストレート!だから今夜もここに来た」は、ときめく乙女心を唄った曲。その視線の先には与田投手の姿があるようです。
「夢は1001、ドラゴンズ」は、タイトルの通り星野監督にスポットを当てます。
2016年に亡くなった愛知県出身の声優・水谷優子さんが歌うのは「勇気プリプリまっぷりま」。
「燃えよドラゴンズ!往年の名選手編」では、球団創設以来の名選手、そして天知監督が登場。四番から八番まで全員が「ホームラン」と歌われています。
変わり種では、舟木一夫さんの歌う「燃えよドラゴンズ!'99」に収録された「ROCK'N ROLL ふるさと」。
ドラゴンズの応援歌ではありませんが、舟木一夫さんが自らの故郷・萩原町(一宮市)を歌った曲です。蝶が舞い、れんげ畑が広がる自然豊かな風景や、駅から舟木さんの生家までの道のりが詳細に歌われています。
与田監督の胴上げだ
これまで数々のバージョンが発表された「燃えよドラゴンズ!」ですが、やはりファンの記憶に残りやすいのは優勝したシーズンの歌詞。
”僕もあなたも願ってる”のは、”与田監督の胴上げ”です!
【CBCアナウンサー 榊原悠介
中日ドラゴンズ検定1級。日付からドラゴンズの過去の試合を割り出せる特技を持つ】
毎週水曜日連載。