1日限定5食!矢場とん幻のメニューや ぶーちゃんの知られざる秘密を公開
名古屋名物みそかつやとんかつで全国的にも有名な矢場とん。その美味しさを求めて連日行列ができたり、長年通い続けるお客さんがいたりと愛され続けるお店ですが、実はお客さん目線では知ることのできない秘密がたくさんあります。今回はそんな矢場とんの隠れた秘密について一部をご紹介します。
働くスタッフの源と言えばまかない料理!
矢場とん矢場町本店は、開店から閉店まで絶えずお客さんが来店する繁忙店。日々働くスタッフにとって、まかない料理はとっても重要な要素です。そして矢場とんと言えばみそかつ。同店で働くスタッフさんのまかない料理でも提供されるものだと想像しますよね。しかしスタッフのまかないにはみそかつの味噌は使用しないという。果たしてその内容とは。
スタッフのまかないは矢場とん矢場町本店の裏手にある系列店「わらじや」で提供。同店は矢場とんのようにみそかつやフライメニューではなく、豚しゃぶやスペアリブなど豚肉にこだわった料理が楽しめるお店。ランチのピークタイムが終わったスタッフはわらじやへと足を運び、そしてまかない料理を食べ、休憩を取るそうです。
まかない料理は前述したようにお客さんに提供する味噌は使用せず、豚肉の甘辛炒めをご飯に乗せたものや、ペペロンチーノ風のそうめん、ハンバーグなど、矢場とんのメニューにはないものを食べているのだとか。矢場とんで、みそかつ以外のものが食べられるのはまさに働いているからこその特権ですね。
1日限定5食!矢場とんの幻と言われるメニューとは?
とんかつからフライものまで幅広い商品が揃う矢場とんですが、実は1日5食限定の幻のメニューが存在します。
その名も「鹿児島産黒豚ロースとんかつ定食 2,530円(税込)」(2023年10月時点)。矢場とんのとんかつと言えば味噌が主流ですが、こちらのメニューは味噌やソース、おろしポン酢、岩塩の4つの中から2つを選んで楽しめるという。特に岩塩は鹿児島さん黒豚ロースとんかつ定食を注文しないと味わうことのできないもので、豚肉本来の味わいを岩塩が引き出してなんとも言えないほど美味しいといいます。1日限定5食なので、気になる方は早めの来店や予約がおすすめ。
ほっかほか!矢場とん弁当の秘密
2021年、矢場とんはJR名古屋駅にお持ち帰り専門店をオープンしました。同店の主力商品である「ロースとんかつ弁当 1,310円(税込)」など、なんと1日平均800個ものお弁当が売れるほどの人気を誇ります。その人気の理由は、お弁当なのに時間が経ってもとんかつの衣がベタつかず、サクッとした食感が楽しめることだそう。なぜ時間が経ってもサクサクなのか。秘密は店舗のバックヤードに調理場が設置されており、その場で揚げたとんかつを出来立て熱々の状態で提供しているからなのです。
時間が経っても衣がサクサクなのにはパン粉にも秘密が。大体何分後にお弁当を食べるかを想定しながら独自にパン粉を作っているため、揚げたてをすぐに食べると少し硬く感じるかもしれないが、時間が経つとサクサクの食感になるように仕上げているそうです。お弁当一つとっても美味しさへのこだわりを感じられます。
矢場とんに飾られた「ぶーちゃん」の絵はお客さんがプレゼントしてくれたもの!
矢場とん矢場町本店や複数の店舗には、同店のマスコットキャラクター「ぶーちゃん」の手書きイラストが額縁に入れて飾ってあります。実はその絵は長年矢場とんに通い続け、普段は工場勤務をしている傍らで趣味で絵を書いているチャーリーさんの作品。その数はこれまでに10店舗にも及ぶといいます。
各店舗同じ絵ではなく、名古屋城城下にある金シャチ横丁店には武将のようなぶーちゃんを。バンテリンドーム前の店舗には胸に「DRAGONS」と書かれた野球のユニフォームを着たぶーちゃんなど、各店舗のコンセプトに合わせて制作しています。矢場とんへの愛情は相当なものであることが分かります。また、その絵を額縁に入れて店舗に飾る矢場とんのお客さんを大事にする姿勢も垣間見えますね。
店舗名
矢場とん矢場町本店
住所
名古屋市中区大須3-6-18
営業時間
11:00〜21:00
定休日
なし
電話番号
052-252-8810
ライター名
南野武
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#名古屋めしデララバ