きしめんにエビフライ！？アスナル金山で名古屋めしを存分に楽しめる居酒屋「てしごと家」

2023/10/10 18:00

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JR、名鉄、名古屋市営地下鉄が乗り入れる、市内では名古屋駅の次に大きなターミナル駅である金山駅。日々たくさんの人が行き交うこのエリアには美味しい飲食店がたくさんあります。今回は駅直結の商業施設「アスナル金山」にできた、名古屋名物が存分に楽しめる居酒屋をご紹介します。

アスナル金山2階にリニューアルオープン！名古屋めしが揃う居酒屋

2023年9月13日アスナル金山2階にリニューアルオープンした「てしごと家アスナル金山店」。

もともとは金山総合駅の東側にお店を構えていた同店が移転してのオープン。どちらも駅から遠くはないですが、駅隣接施設内に移転したことでよりアクセスがよくなりました。

苦味とコクの相乗効果が絶妙！赤味噌を使ったビール

まずは乾杯！名古屋市内でも見かけることが珍しいビールを発見したのでさっそく注文しました。

「名古屋赤味噌ラガー 935円（税込）」ビールに赤味噌が果たしてどう融合したのか。実際に注文してみました。グラスにトクトクと注ぐと、一般的なラガービールとの違いは一目瞭然。

赤味噌を思わせる赤茶色のビール。特筆すべきは粘度の高い泡。名古屋赤味噌ラガーの泡はしばらく経ってもふんわりと残り続けています。ぐびっと一口飲めばラガービール特有のグッとくる苦味と赤味噌の奥深いコクが口の中に広がります。名古屋赤味噌ラガーは2005年に開催された「愛・地球博（愛知万博）」に合わせて盛田金しゃちビール株式会社が開発したもの。飲みやすく満足度の高いビールを名古屋の人だけではなく多くの皆さんに是非とも飲んでいただきたいとの願いを込めて、味噌ダレや甘辛い料理に合うように開発されたそうです。

金山で完結する名古屋めし観光！「名古屋」を感じられるメニューの数々

てしごと家にはお酒に合うメニューが勢揃い。特に名古屋めしの充実度は素晴らしく、同店に来店するだけで名古屋めし観光が完了してしまうのではないかと思ってしまうほど。今回は数あるメニューの中から名古屋らしい料理を注文しました。

「メガ盛り！手羽先唐揚げ/8本 1,628円（税込）」。バランスよく積み上げられた手羽先は思わず写真を撮りたくなりますね。

関節部分からパキッと割り、身の部分をひと思いに全部口の中に入れ、骨を持って一気に引き抜いて食べるのが名古屋流。甘辛いタレとスパイスがきいた味付けは、一つ一つ身が大きく食べ応えも抜群なのにすぐになくなってしまうほど美味しい！8本セットと16本セットもありますが、1本から注文できるのもありがたい。

「牛すじ大根どて煮込み 825円（税込）」とろっとろに煮込まれた牛すじのどて煮と大根、こんにゃく、そして煮卵。

あまじょっぱい味付けと赤味噌のコクはもちろんたまらなく美味しいのですが、ほろっとほどけていくような食感の牛すじはしばらく口の中に残しておきたいほど、飲み込むのが名残り惜しい美味しさ。これはお酒がすすみます。

「名物大エビフライと温玉きしめん/温 1,188円（税込）」締めは麺類。名古屋の麺といえばやはりきしめんですね。しかしそのトッピングはなんと海老天ならぬエビフライ。果たしてその違いやいかに。

まずは麺。温かい出汁にも負けないもちっとした食感が楽しめ、ほんのりと小麦の香りを感じます。お酒を飲んだ後にもぴったりなきしめんです。そして気になるエビフライは…。

全長15センチほどの大きなエビフライ。やはりきしめんには海老天がいいのでは、と疑ってはいたものの、一口食べてみて納得。出汁にしっかりと染みたエビフライは天ぷらよりも衣が剥がれにくく、出汁との一体感がありました。出汁が染みる前のサクッとした食感と、じわーっと出汁が滲み出る食感の両方を楽しめます。何よりエビフライは名古屋めしの一つ。一品できしめんとエビフライの2つの名古屋名物が楽しめるメニューは珍しいですね。