「健康診断」重要な判定と数値は?…おすすめのオプション検査も!健康診断結果の正しい見方

身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。
メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。
ドクターは、日本総合健診医学会 理事長 東海大学 ウェルビーイング研究所長 特任教授 医学博士 西﨑泰弘先生です。
今回のテーマは『〜結果はどう見る?検査はどう選ぶ?〜秋の健康診断スペシャル』
秋は1年のうち、受診者が増える「健康診断」シーズン。E判定から、A判定でなくてもB判定やC判定に改善されていれば、大丈夫だと思いがちですが油断は禁物!そこで今回は、キャイ〜ン天野ひろゆきさんの身体を総チェックすると共に、健康診断結果の正しい見方やおすすめのオプション検査を専門医に教えてもらいました。
健康診断の正しい見方 重要な「判定」と「数値」

<健康診断は毎年受けた方が良い?>
先生によると、健康診断は毎年受けて、その時の数値や変化を知り、病気のリスクを遠ざけることが必要だそうです。
<健康診断の判定>
健康診断の「判定」は、検査結果の数値や医師の所見をもとに受診者の健康状態を分かりやすく示したもの。Aなら異常なしですが、B・Cの場合は少なからず気にすべき点があります。そして、D・Eの場合は問題があるので再検査や精密検査、治療などが必要だそうです(※健診機関によって判定区分や表記が異なる場合があります)。
<健康診断の数値>
判定とあわせて重要なのが検査ごとの「数値」。結果表には、その目安となる「基準範囲」が示されています。基準範囲には幅があるため、悪くなっている場合は十分に注意が必要なのだとか。例えばLDL(悪玉)コレステロールの場合、基準範囲は60〜119mg/dL以下。仮に前回が70、今回が115だった場合は基準値内であっても将来的にBやCへ進むリスクがあると考えられるそうです。
動脈硬化につながる「脂質」
<脂質で重要な数値(1)LDL(悪玉)コレステロール>
LDL(悪玉)コレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを全身の細胞に運ぶ役割があります。本来は必要なものですが、増えすぎると血管の壁に「プラーク」と呼ばれるコレステロールが溜まりやすくなるそうです。
<脂質で重要な数値(2)HDL(善玉)コレステロール>
HDL(善玉)コレステロールは、血管に溜まった余分なコレステロールを回収して肝臓へ戻す役割があります。少なすぎると、動脈硬化のリスクが高まるそうです。
<脂質で重要な数値(3)中性脂肪>
中性脂肪は、血液中や体脂肪に存在し、身体を動かすエネルギーとして必要ですが、増えすぎると自覚症状がないまま血管などに負担がかかり、様々な病気の引き金になるそうです。
<脂質の数値が悪い状態が続くとどうなる?>
脂質が悪い状態が続くと、動脈硬化につながります。動脈硬化が進行し、血管が詰まると、命を脅かす脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まるそうです。
<オプション検査「頸動脈エコー」>
頸動脈エコーは、首の左右にある太い血管(頸動脈)に超音波を当て、動脈硬化の程度や血管の詰まり具合を調べる検査。頸動脈の状態は、全身の動脈硬化を知る指標の1つとされ、壁から1.1mm以上盛り上がった部分をプラークと診断するそうです(※頸動脈エコーの実施有無は健診機関によって異なります)。高血圧や脂質が気になる人は一度受けてみてください。
数値だけでなく脂肪のつき方も重要「肝臓」

<肝機能検査>
肝機能検査は、主にAST・ALT・γ-GTPなどの数値を測定し、幹細胞のダメージや炎症の有無を調べます。検査の数値がA判定でも、肝臓自体の脂肪のつき方が重要だそうです。
<オプション検査「腹部超音波検査」>
腹部超音波検査は、超音波の反射を画像に映し出し、内臓の状態を調べる検査。脂肪のつき方などを確認することができるそうです(※健診の種類によって標準項目に含まれる場合があります)。脂肪肝の状態になり放置すると、肝硬変や肝臓がんにつながる恐れもあるため、気になる人は詳しく調べてみてください。
中高年の必須オプション!?「大腸内視鏡検査」
<男女共に最も多い「大腸がん」>
日本人のがんで罹患率の多い部位1位は「大腸」だそうです。
<便潜血検査>
「便潜血検査」は、便の中に目では見えないほど微量の血液が混じっていないかを調べる検査。大腸がんを調べる検査ですが、便潜血検査だけでは分からない大腸の病変もあるため、大腸内視鏡検査がオススメだそうです。
<オプション検査「大腸内視鏡検査」>
大腸内視鏡検査は、肛門から細いカメラを挿入し、大腸全体の内側を直接観察する検査。がんだけでなく、ポリープや炎症など、さまざまな異変を詳しく調べることができます。家族に大腸がんになった人がいる場合や40代後半からは大腸内視鏡検査を受けた方が良いそうです。
<大腸内視鏡検査の前処置>
事前に欠かせないのが、腸の中をきれいにする「前処置」。当日は、腸管洗浄液という下剤を飲み、腸の中に残った便を排出します。何度も排便するうちに便の色が徐々に薄くなり、透明に近い液体になれば準備完了だそうです。
<最新の大腸内視鏡検査>
最新の内視鏡のなかにはAIを使った診断支援システムを搭載しているものがあります。病変が疑われる部分を検出すると、異変を知らせて見落としを防ぐサポートをしてくれるそうです。
<その場で切除も可能>
大腸内視鏡の検査中にポリープが見つかった場合、大きさや形などによってはその場で切除できるものもあります。切除したポリープは、病理検査をして診断を行うそうです。
<大腸内視鏡検査の費用目安(3割負担)>
検査のみ:約5000円〜8000円
生検施行:約1〜2万円
ポリープ切除:約2〜3万円
※医療機関や処置内容によって費用は異なります
(2026年11月1日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)
番組紹介
ニッポンの皆様に健康生活を!この言葉をキーワードにすぐに役立つ健康情報をお伝えします。「人」「家族」の未来を創り出す、CBCテレビの健康情報番組。









