「首トラブル」こり・痛み・しびれの放置は危険!?…動かないガチガチ首!たった1分“超お手軽体操”も!身近な首トラブル原因と対策

身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。
メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。
ドクターは、New Spineクリニック東京 総院長 医学博士 石井賢先生です。
今回のテーマは『〜こり・痛み・しびれの放置は危険!?〜身近な首トラブルの原因と対策』
脳と身体をつなぐ極めて重要な部位「首」。首に不調を生じると、首だけではなく頭痛・眼精疲労・手のしびれ・めまい・倦怠感など、別の部位にも不調をきたす可能性があるそうです。首は私たちの健康を左右する大切な要。そこで今回は、身近な首のトラブルとその解決法を専門医に教えてもらいました。
首(頸椎)の構造

首は、第1頸椎〜第7頸椎までの7つの骨が積み木状に縦に並んでいます。その中に脊髄という神経が通っていて、脳からの命令を体幹・四肢に伝えているのだとか。首の不調は全身に影響を及ぼすため、放置は禁物だそうです。
新現代病!?逆カーブネック
<逆カーブネックとは?>
頭の重さは、ボウリングの球ほどで約5kgあります。通常、首の骨は前にカーブすることで首への負担を最小限にしていますが、カーブを失った直線状になると首への負担が大きい「ストレートネック」になります。そして、ストレートネックからさらに湾曲した状態が「逆カーブネック」。首にかかる頭の重さは、30度傾けると約3倍、60度傾けると約5倍と言われているため、逆カーブネックは首に大きな負担がかかってしまうそうです。
<逆カーブネックの原因は?>
先生によると、ストレートネックや逆カーブネックの原因は「うつむきがちな生活習慣」。下を向いたり、スマホを見たり、読書をしたりなど、うつむき姿勢には注意が必要だそうです。
<逆カーブネックが招く不調>
首には、屈筋と伸筋という2つの筋肉群があります。屈筋は首の前方にある首を曲げる筋肉。対して伸筋は、首の後方の首を立てる筋肉のこと。これらは本来バランスよく働いて均衡を保つことで、正しい首の形状を維持しています。ところが逆カーブネックになると、屈筋は硬く縮こまり、伸筋は筋肉が痩せて衰えてしまうのだとか。すると血流も悪くなり、頭痛・耳鳴り・めまい・ふらつきなどを引き起こすことがあるといいます。また、自律神経に影響し、だるさ・疲労感などの症状が現れることもあるのだとか。首の異常は、様々な身体の不調につながることがあるため、注意が必要だそうです。
1分でできる!ストレートネック・逆カーブネック改善体操
この体操で衰えた首の伸筋を鍛えることができるそうです。
<首おしつけ体操>
▼あお向けになり 手を後頭部の下に入れる
▼両肘・後頭部を床に押し付け 自然に呼吸し 10秒キープ
▼上記を5回繰り返して1セットとし 1日3セットを目安に行う
※無理のないペースで行なってください 痛みやしびれ等がある場合は中止してください
首痛からしびれ「神経圧迫症状」
<神経の圧迫症状とは?>
首の骨の間にある神経の通り道に「骨棘(こつきょく)」と呼ばれる骨の棘が発生すると、神経が圧迫され、しびれが生じることがあるそうです。
<骨棘が発生する原因は?>
骨棘が発生する原因は様々。継続的な負荷による骨の硬化や、加齢による軟骨減少を補うための骨の修復などがあるそうです。
<しびれを和らげる方法>
先生によると、しびれの症状が強い時は首を温めると良いとのこと。また、「上を向く」「首を傾げる」などの動作はしびれが出る恐れがあるので、あごを引いた姿勢を心がけると良いそうです。
<首の神経圧迫症状の治療法>
首の神経障害の治療は、鎮痛剤・筋弛緩剤・神経障害性疼痛薬(とうつうやく)などを用いた薬物療法や、頸椎カラー固定などの装具療法など、症状改善を目指す保存療法が一般的ですが、運動麻痺や排尿障害など、症状が悪化した場合は手術が必要になることもあるそうです。気になる場合は、お近くの整形外科を受診してください。
座っている時の正しい首の位置

ストレートネック改善には、首の正しい位置を保つことが重要です。座った時の首の位置は、耳と肩が一直線になることがポイント。肩のラインより、耳が前に出ると、ストレートネックになりやすい前屈みの姿勢になるので注意が必要だそうです。
動かないガチガチ首!意外な原因
<首の可動域が狭くなる原因>
首の骨の間には、椎間板というクッションの役割を果たす軟骨がありますが、加齢により椎間板が減少すると、ねじれる首の動き(回旋)が制限されてしまうのだとか。首の可動域は第1〜第2頸椎が50%、残りの50%は第3〜第7頸椎が担っていると言われています。健康な首は、全ての頸椎が動くことで左右それぞれ約80度回転することが可能ですが、椎間板が減少すると可動域が狭くなってしまうそうです。
<びまん性特発性骨増殖症(DISH)>
「びまん性特発性骨増殖症」とは、背中の部分を形成している「胸椎」の椎間板の側面に骨ができ、本来は分かれている背骨の1つ1つがつながり、固まってしまう症状のこと(※発症部位は脊椎に限らず、かかと・ひじ・骨盤等も可能性あり)。発症の原因はまだ解明されていませんが、遺伝的要因や糖尿病・肥満等の生活習慣病と関連している可能性があると言われています。首の動きが制限され、びまん性特発性骨増殖症も発症していると、後ろを振り返るのが難しくなることもあるそうです。
1分でできる!ガチガチ首改善ストレッチ
このストレッチは、胸椎(背中)の可動域を広げ、頸椎(首)の負担を軽減する効果が期待できるそうです。デスクワークなどで前屈みになりがちな人にも効果が期待できるので、ぜひお試しください。
<胸開き回旋ストレッチ>
▼横向きになり両ひざを直角に曲げ 両腕を重ねて前に伸ばす
▼胸をひねりながら腕を後方に回す
▼可能なところまで身体をひねり3回深呼吸
▼息を吐きながら最初の姿勢に戻る
▼左右の向きを入れ替えて2回で1セットとし 1日3セットを目安に行う
※無理のないペースで行なってください 痛みやしびれ等がある場合は中止してください
(2026年10月25日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)
番組紹介
ニッポンの皆様に健康生活を!この言葉をキーワードにすぐに役立つ健康情報をお伝えします。「人」「家族」の未来を創り出す、CBCテレビの健康情報番組。









