「矢場とん」の名物「みそかつ」は偶然生まれた?美味しく食べられるこだわりの裏技も紹介!
名古屋名物の代表格である「みそかつ」。その発祥とされている「矢場とん」にフィーチャーし、誕生秘話からみそかつを美味しく食べるための裏技まで、知られざる驚きの情報をお届けします。
知られざる驚きの情報①|矢場とんの歴史と伝統
昭和22(1947)年に創業した矢場とん。当時はなんと小さな屋台だったそうです。「みそかつ」は、ある1人の客がつまみで食べていた串かつを、名古屋の味噌文化の一つである「どて煮」のたれに浸して食べたという些細なきっかけから始まりました。それからというもの「少し贅沢なご馳走」として名古屋を中心に名物として認知されるまでに。
最初は矢場町の本店1店舗のみでしたが、今や約30店舗を展開する人気店。2004年は東京、2016年には大阪と徐々にスケールアップしていきました。東京銀座店の2階奥には伊勢神宮の御神木の一部がまつられており、御利益にあやかれると知る人ぞ知るパワースポットとしてとして親しまれています。
コロナ禍の2020年。通常のみそかつは扱わず、通販でも好評を博している「みそ串かつ」を目玉メニューとする居酒屋スタイルの新業態「昔の矢場とん」をオープン。「大須で新しく店を出すからには絶対にやり続ける」という強い使命感を持っての開業だったそうです。あえて看板商品のみそかつを扱わず、みそ串かつを目玉にしたのは、もともと同社の人気を不動にしたのがみそ串かつだったから。これは創業以来、最大の苦境に立ち向かうための原点回帰ともいえます。
知られざる驚きの情報②|「みそかつ」へのこだわり
矢場とんの味噌だれは、1年以上熟成させた豆味噌を使った秘伝のレシピで作っており、さらっとしていてとんかつと好相性。老若男女問わず愛され続けています。また、秘伝の味噌だれは矢場とんの中でも限られた職人しか作ることができないと言われています。こだわりは味噌だれだけではありません。豚肉はやわらかくて美味しい南九州産を使用。矢場とん用に作られた油を吸収しすぎないパン粉やしつこくならないために植物油を使用しています。
知られざる驚きの情報③|美味しく食べるための“裏技”
店員がお客さんの目の前まで料理を運び、そのあと味噌だれをかけるのが矢場とんのお決まり(フードコート、テイクアウト専門店以外)。そうすることでお客さんが食べる直前に味噌が鉄板に流れていき、湯気と香りが立ち上がることで視覚と嗅覚にも強い旨さをイメージさせます。シズル感溢れる演出も矢場とんならでは。また矢場とんではみそかつにさらに「追いみそ」ができるのをご存じでしょうか。これは冷めてしまったみそかつに熱々の味噌だれを後から追加することで、最後まで美味しく食べられるようにと配慮されたもの。食べる直前の演出から最後まで考え抜かれたところに矢場とんの魅力が詰まっているのではないでしょうか。
店舗名
矢場とん 矢場町本店
住所
名古屋市中区大須3丁目6−18
営業時間
11:00〜21:00
定休日
無し
電話番号
050-5494-5371
ライター名
NANA
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#名古屋めしデララバ