梅雨どきの見落としがちな掃除場所⁉「隠れカビ・ダニスポット」はここ!
梅雨どきは、こまめに掃除をしなければならない時期。これから暑さが本格化する前に、しっかりと掃除をしたい人も多いはず。今回は「見落としがちな隠れカビ・ダニ対策」を紹介!「清掃マイスター」に、見落としがちな隠れスポットの解説と、掃除のコツを聞きました! CBCテレビ「チャント!」6月24日放送から
プロが解説!隠れスポットと掃除のコツ!
カビ・ダニが発生しやすい条件は「湿度」「温度」「栄養となる汚れ」。この3つが揃うと、カビが繁殖してしまいます。普段以上に気を付けて掃除をしなければいけないこの季節、日本清掃収納協会の清掃マイスター杉千郷さんに、カビやダニが潜んでいる隠れスポットを教えてもらいました。
最初は、カビの生えやすい条件「湿度、温度、汚れ」が揃っているお風呂場から!風呂場の掃除といえば、赤カビやゴムパッキンの黒カビが気になりがちですが、杉さんによると、他にも見落としがちなスポットがあるとのこと。それは「換気扇」!換気扇のフィルター部分は、浴室の湿気やほこりでカビが生えやすい場所です。カビが付いたままでは、浴室内にカビの胞子が散乱してしまい、換気機能も低下するため、悪循環になってしまいます。定期的にフィルターを取り出して掃除することが大切とのこと!
杉さんは「フィルターは、吸いこんだ表側にほこりが付いています。裏側から水を当てて洗うと、簡単に汚れが落ちます」とアドバイス。ほこりが多い時は、あらかじめ掃除機で吸い取ることがオススメ。カビの付着が強い時は、カビ取り洗剤を吹きかけて3~5分ほど待ってから洗い流すと効果的です。洗い終わったら立てかけて、しっかり水気を切って乾かしてからフィルターを設置することがポイント。水滴が残っていると、再びカビが生えやすくなるとのこと。
リビングでは窓際に注意!
続いてはリビング。エアコンのフィルター部分も、風呂場の換気扇と同じ手順で掃除を行うことで、冷房機能が高まり、電気代が抑えられます。稼働が増えてくる季節、エアコンの掃除も忘れずに!
リビングで見落としがちな隠れカビスポットは窓のサッシ部分。カーテンのカビは、気にして手入れしている人も多いはず。しかし、せっかくカーテンをきれいにしても、レールの部分が汚れていると、カーテンに移ってしまい、カビを生やす原因に!この時期にしっかりと掃除しておきたい場所です。
サッシ・レールの掃除は、まずは雑巾などで水拭きします。さらにアルコール消毒液で拭き上げると、残った菌を除去でき、次のカビも生えにくくなるとのこと。
段ボールは早めに処分!
最後は、キッチン。きれいにしているつもりでも、ダニが繁殖しやすい箇所があります。それは、冷蔵庫の横に置かれた「段ボール」!コロナ禍でオンラインショッピングを利用する機会が増え、いつの間にか段ボールが増えたという人は多いのでは?捨てようと思いながら、ついついため込んでしまう段ボール。これがカビやダニの原因になります!
杉さんは「段ボールは保湿・保温性がとても高いです。カビやダニにとっては、リゾートホテルと言ってもいいくらいの環境。それが冷蔵庫の横という暖かい場所に置かれていると、これはもうパラダイスです」と解説。ため込んだ段ボールには、ダニだけでなく虫が卵を産みつける可能性も。段ボールはためずに、なるべく早く処分。すぐに処分できない場合は、風通しの良い湿度が上がらない場所に保管すべきとのこと。
見落としがちな隠れスポット、いかがでしたか?まだまだ梅雨が続きます。せっかく頑張る掃除の時間、カビやダニを一掃して快適な家にしたいですね!
『チャント!』は、CBCテレビで毎週月~金曜日の夕方15:49 - 19:00に放送されている東海3県向けの夕方ワイドニュース・情報番組です。