パンサー向井が茶華道を体験!! “花の甲子園2021”で岐阜市の高校が全国優勝の快挙!
数々のアスリートを輩出している岐阜市の『岐阜県立岐阜商業高等学校』。
今回、向井くんが向かったのは文化系の『茶華道部』です。昨年11月に行われた全国大会『花の甲子園』で見事優勝!部員たちの活力となったのは「廃部の危機を救うため」だとか。どんなドラマが聞けたのでしょうか?
『茶華道部』はその名の通り“お茶”と“いけばな”を学び実践する部活で、現在2年生が1人、1年生が5人の計6人で活動しています。
高校生のいけばな日本一を決める『花の甲子園』に出場したのは、1年生から選ばれた3人のチーム『花あゆ』です。この大会のルールは、1人10分ずつ、合計30分で一つの作品を完成させるというもの。しかも、花や花器といった花材は直前まで分からない…という状態。今回のテーマは『花の力』です。そこで、人の繋がりでもある『輪』と『和』を表現することに。アレカヤシの葉を大胆に使い、完成度の高さと線の美しさが評価され、日本一に輝きました。
ほぼ未経験者の1年生による快挙。2年生の部長は、この快挙に並々ならぬ思いがありました。「3年生と私で(部員が)4人だけになってしまったとき、廃部になるって聞いて大変でした」と昨年の春を振り返り、そして、1年生が入部。それが今回の快挙へと繋がり、この実績で部員が増えるのでは…と期待をしているようです。
向井くんは『花の甲子園』に出場した1年生の3人に「責任を背負っていた感覚あります?」と質問してみると、「そんな…になかったです」と正直な答えが…。
話をじっくり聞き終え、次は向井くんが茶華道を学ぶことに。
まず茶道は、一つ一つの所作をマスターしながら、人をもてなす心を身につけていきますが、今回はお茶をいただく側の作法をちょっとだけ教わりました。
向井くんが「(飲むときに)音を立てたほうがいいって聞いたことがあるんですよ」と尋ねてみると、お茶をたててくれた生徒から「飲み切るときに」との回答が返ってきました。一応は理解したつもりでいざ実践すると、向井くんは結構長い間「ズ~~」と音を立てて飲み切り、指導の先生から「ズズズじゃなくて、ズッ」と最後に一度だけの音が作法であることを改めて教わりました。
続いて、テーマを『お正月』として、いけばなを学びます。向井くんがまず基本を聞くと、生徒の答えは「刺しやすくするために(茎を)斜めに切って、オアシスに刺します。それぐらい…」と何ともアバウトな指導。向井くんは、すかさず「だけ?」と突っ込むと「あとは、センス」とこれまたアバウトな返答が。「一番大事なところね。結局それがね!」と納得するしかない様子の向井くんは、先生のアドバイスを受けながら作業すること20分。
作品の副題を『芸能界』として、華やかな人たちが多い中、自分を控えめながらもしっかり咲いている“葉牡丹”に例えて、それを水引で作った輪で囲むように目立たたせ「今年はお前の年だぞ」というメッセージを込めました。茶華道を体験した向井くんは、「そのことに集中するという時間は何ものにも代えがたい時間」と、県立岐阜商業高校の訪問を締めたのでした。
(CBCテレビ“チャント!”内『いざ、学校に向井ます』1月5日放送より。
パンサーの向井慧が東海地方の学校を訪ね、生徒や先生を紹介)