子どもの苦手克服&ダイエットにも!?農家直伝の「ニンジンカルボナーラ」とは
今が旬の野菜といえば、ニンジン。「農家の大量消費めし」では、生産農家さんにニンジンをおいしく食べられるレシピの聞き込み!産地ならではの豪快な大量消費レシピから超簡単レシピまで、たくさんのレシピが集まりました。
「どんなニンジンも甘くなる」碧南市の秘密とは…?
東海エリアでニンジンを最も多く栽培しているのは、愛知県碧南市。年間約8000トン以上出荷される東海エリアでナンバーワンのニンジンの産地です。最盛期の2月頃は1日約100トンのニンジンが出荷されていきます。甘く、見た目も美しいニンジンを碧南市ではブランドニンジン「へきなん美人」として販売しています。おいしさの秘密を尋ねました。
(農家歴25年・杉浦さん)
「潮風が当たったストレスでニンジンが甘くなる。あとは砂。(砂地は)土の中で育つ野菜が育ちやすい。根菜類はピカイチ」
碧南市はニンジンに最適な水はけの良い土質でミネラルも豊富。碧南で育てると、「どんなニンジンでも甘くなる」といわれるほど相性が抜群です。また、この時期のニンジンは気温が下がっても凍ってしまわないよう自ら糖分を蓄えるため、より甘くなる性質があるといいます。
産直で聞いたニンジンの「丸ごとステーキ」&「恵方巻」!?
続いて、農家の方のニンジンレシピを聞き込み開始。最初に出てきたのは豪快レシピです。
(農家歴25年・杉浦さん)
「丸ごと1本のニンジンステーキ。1本丸々グリルで焼く」
アルミホイルに包んで、グリルで串が通る柔らかさになるまで焼くだけ。甘くなっておいしいんだとか。生ニンジンを楽しみたい人には、スライスしたニンジンを酢につける「ニンジンの酢のもの」がおすすめ。甘みと酸味で食べやすいそうです。
さらに、調理に時間をかけたくないという人にピッタリな、スライスしたニンジンを耐熱容器に入れて数分レンチンし、めんつゆで味を付けるだけの「レンチンニンジン」も教えてもらいました。
さらにレシピを聞くため、碧南市内にある産直「あおいパーク」でも、レシピの聞き込みをします。
(お客さん)
「ジュースにする。『へきなん美人』は苦くないから、ニンジンが嫌いな人でも食べられる」
自宅用と、近所の人に配る用と「へきなん美人」を大量買いしていた女性からは、ニンジンたっぷり使った煮物やニンジンしりしり、ニンジンを大胆にカットし、他の具材と巻き合わせた恵方巻など、たくさんのレシピが出てきました。
斬新すぎる「ニンジンカルボナーラ」&地元の定番「みそ焼き」
実際に碧南市で人気の料理を、地元の方に作ってもらいました。教えてくれるのは斎藤尚子さんと杉浦千秋さん。まずは斎藤さんが超簡単にできる「ニンジンのカルボナーラ」を教えてくれました。
(作り方)
1 皮をむいたニンジンをピーラーでスライスする
2 オリーブオイルでベーコン・ニンニクを炒め、生クリーム・黒コショウを入れる
3 そこにスライスしたニンジンを入れ、ソースが絡むまでよく炒める
4 火を止めて、粉チーズを溶いた卵を入れてからめる
パスタの代わりにニンジンを使った、ヘルシーなカルボナーラが完成!
続いてもスライスしたニンジンを使ったレシピです。
(杉浦千秋さん)
「お湯に顆粒ダシと梅を溶く。(その後)スライスしたニンジン、豚肉、ダイコンをしゃぶしゃぶ」
これだけでさっぱりした味の「梅風味ニンジンしゃぶしゃぶ」の出来上がり。梅とだしで味がついているので、つけだれもいらないお手軽メニューです。
続いては、碧南市の誰もが知っている大人気のニンジンレシピです。
(杉浦千秋さん)
「地域によって言葉が違うけど、ウチでは『みそ焼き』という」
(作り方)
1 鍋にダシ汁を入れて、大根半分・ニンジン1本を乱切りにして入れる
2 赤みそを大匙1杯くらい加えたら、大きめに切った鶏肉を入れ火を通す
3 火が通ったら、白菜・ネギ・糸こんにゃく・あげ・練り物などお好みの具材を入れて煮込む
白いご飯と相性抜群!碧南市民の冬の定番「ニンジンみそ焼き」が完成です。他にも、定番の炊き込みごはんやニンジンうどん、塩・酢・オリーブオイルで味付けしたニンジンサラダなど、たくさんの料理を作ってくれました。
今が旬のニンジンで、皆さんも作ってみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」2月13日放送より