愛知県名古屋市から一番近い離島・日間賀島。風光明媚で、手軽に非日常が体感できる観光地として人気があります。日間賀島といえば、名物のタコや今が旬のシラスなどが絶品ですが、今回は地元の人だからこそ知っている「とっておきの穴場」を大捜索！
「アナタの感動 とっておきツアー」を松本道弥アナウンサー（以下、松本アナ）が取材しました。

「ブランコ」に「どこでもドア」⁉観光客はインスタ映えスポットに夢中

「アナタの感動 とっておきツアー」のルールは、地元の人に写真を見せてもらい、地元の人だからこそ知っている「とっておきの穴場」を探すこと！まずは、日間賀島の玄関口・西港で地元の人を探します。

最初に出会ったのは、愛知県大府市から来たという観光客の男性3人組。せっかくなので、どこに行ったのか写真を見せてもらいました。

（大府市から来た観光客）
「ブランコがあって、眺めも良い」

写真は日間賀島の人気スポット、アニメ『アルプスの少女ハイジ』の「ハイジのブランコ」。ここは外せない場所です。

続いて西港で、いかにも観光客っぽいお姉さんたち3人組に出会いました。日間賀島でどんなことをしたのでしょうか。

（女性観光客）
「インスタ映えする、どこでもドアがありました」

砂浜に設置された、アニメ『ドラえもん』に出てくるピンクの「どこでもドア」を使い、荷物の配達人と受取人に扮して撮影した写真を見せてくれました。

大きな大きな貝柱！「タイラギ」の島ならではの食べ方は？

地元の人を探し、漁港で出会ったのは仕事終わりの男性2人組。この道６年、潜ってサザエやアワビなどの貝類を獲る漁師さんです。早速、地元ならではのとっておきがあるか聞いてみました。

（漁師・大西さん）
「平貝(タイラガイ)という貝。貝柱しか食べられない」

数時間前にとったばかりの超新鮮な平貝が家にあるということで、お邪魔させてもらいました。とっても気さくな大西家の皆さんに歓迎され、見せてもらったのがこぶし大サイズの貝柱。地元ではタイラギと呼ばれており、今が一番おいしい時期です。とれたてのタイラギを、おばあちゃんが特別に捌いてくれました。

（おばあちゃん・大西たつ代さん）
「切り方で食感が変わる。こういう切り方（輪切り）だと柔らかい」

輪切りや、繊維に沿って縦に切るなど、切り方も色々。松本アナが試食すると、繊維に沿って縦に切ったものはしっかりした歯ごたえ、輪切りにしたものは滑らかで柔らかい食感でした。切り方を変えて食感を楽しむ、これぞ島の人ならではの食べ方です。

島の絶景を独り占め！日間賀島初のオーシャンビューサウナ

地元の方を探して、出会ったのがレンタルキックボード店のお兄さん。とっておきを聞いてみると…、

（宮地卓海さん）
「サウナです。オーシャンビューです。きの助という旅館にある。グランドオープンまだしてない。プレオープンで行った」

まだ正式にオープンしていないため、サウナのオーナーと知り合いだという宮地さんが一緒に交渉してくれることになりました。その日は内覧会の前日で準備中でしたが、交渉の結果、短い時間ならと撮影の許可が出ました。

松本アナがサウナに入ってみると、まずリラックススペースがあり、その奥にサウナ室が。真新しいサウナ室の窓からはオーシャンビューが一望できます。

サウナ好きのオーナーが２年かけて造ったという、日間賀島で初めてのサウナです。ヒノキ造りのサウナ室に、温水プール付きの外気浴テラスを完備しています。オープン前に特別にいれていただき、島サウナを満喫しました！

島の人は肉が大好き！地元民御用達の鉄板焼きダイニング

次なる穴場は、きの助代表の奥様・鈴木静さんから、鉄板焼き屋の情報が。

（きの助代表・鈴木雄太郎さん）
「普段から魚を食べている。休みの日くらいお肉を食べたい」

そのお店は「海の鉄板ダイニング・リタニティ」。2023年1月にオープンした日間賀島初の鉄板専門ダイニング。
島の自然の恵み、アワビや伊勢エビなどの絶品の海鮮も味わえますが、今回のお目当てはお肉。知多牛のサーロインステーキを豪快なフランベで焼いてくれました。松本アナも、お肉の旨味に舌鼓を打ちます。

（シェフ・鈴木雄大さん）
「お肉食べられる店、少ないので。みんな喜んでくれてる、島の方も。良いお肉を提供できるようにこだわっている」

地元の人だけが知っている日間賀島の穴場スポットには、とっておきが詰まっていました。
CBCテレビ「チャント！」4月14日放送より