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こんな流鏑馬見たことない! 弓を使わないで的を狙う岐阜県可児市の白鬚神社に伝わる「流鏑馬祭り」

こんな流鏑馬見たことない! 弓を使わないで的を狙う岐阜県可児市の白鬚神社に伝わる「流鏑馬祭り」
CBCテレビ:画像『チャント!』

岐阜県・可児市の「白鬚神社(しらひげじんじゃ)」で繰り広げられる「流鏑馬祭り(やぶさめまつり)」は、世にも珍しい方法で矢を射るそう。タレントの寺坂頼我くん(以下、寺坂くん)が、最もアツい人「OMATSURIちゃん」を探しました。

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まるでダーツのように矢を射抜く! 「白鬚神社」の祭りで行う一風変わった流鏑馬とは

CBCテレビ:画像『チャント!』

1000年以上の歴史を持つ「白鬚神社」で行われるのは、「流鏑馬祭り」。地域の平穏を祈って、約450年間受け継がれてきました。

(白鬚神社 宮司・不破一光さん)
「的は邪気を表し、矢で射抜く祭り。この地域の安全と厄よけも含めて、騎乗される本人もご覧になる方々も、厄をよけるという祭りでございます」

会場は本殿から伸びる400mの参道。地域の東西から選ばれた代表騎手は、1回の流鏑馬につき、2つの的それぞれを狙います。各1名の代表者が交互に3回ずつ、合計6本の矢を投げるのが決まり。的の高さ2m、直径が約40cmの正方形に対し、竹製の矢は長さ約1m。弓ではなく、馬に乗りながらダーツのように手で的を射るのがこの祭りの流鏑馬です。

「東座」の代表は高校1年生! 騎乗に必要なのは馬との信頼関係

CBCテレビ:画像『チャント!』

流鏑馬に挑戦するため伝統衣装に着替えていたのは、「東座」代表の塩原快歩くん。今年の春に高校に入学したばかりの15歳です。小学生の頃からパルクールで体を鍛えているそうで、運動神経抜群。

(東座・塩原快歩くん)
「(Qなぜ流鏑馬をやろうと思った?)ママからの後押しがありました。『馬乗ってみなよ』って。やってみたかった。(Qなんで?)カッコイイ。(目標は)射抜く、頑張ります」

快歩くんが流鏑馬に出ることは、地元出身の母・由佳さんにとって念願だったそう。毎年流鏑馬をするのは、乗馬経験のない人がほとんどのため、馬に乗る特訓も欠かせません。快歩くんは受験勉強の合間を縫って、半年間ほぼ毎週、練習に通い続けてきました。

乗馬練習以外にも、道具を取り付けたり、体をきれいにしたりと、長い間を一緒に過ごすことで信頼関係を構築。この関係性がなければ、馬と呼吸が合わず事故に繋がることもあります。

チャンスはたったの3回! 合計6本の投げ込む矢は的に命中するか…

CBCテレビ:画像『チャント!』

午後1時30分から神事が行われ、いよいよ流鏑馬の本番です。馬に乗って表れた両者代表は、交互に3回ずつ、合計6本の矢を投げ込みます。快歩くんの1回目の挑戦は、残念ながら的を射ることができませんでした。参道では、祖父・正彦さんがひときわ大きな声で応援します。

(東座・塩原快歩くん)
「的に当てるのムズイっすね。次は本気出しますよ!」

「西座」代表・細野恵介さんの1回目は、2本とも的当てに成功。続いて快歩くんが2度目の挑戦をするも、残念ながら命中ならず。

(東座・塩原快歩くん)
「ムズイっす。でも高さは合っていて、横のネットに刺さったので(3回目は)横調整して当てたいと思います」

最後の挑戦では、2度目に投げた矢が当たったように見えましたが、わずかに的を逸れてしまいました。対する細野さんは、最終的に6本中3本を当て、終了。命中しなくても流鏑馬そのものにご利益があるとされるこの祭り、快歩くんも無事に務めを終えました。見守った家族も、怪我なく終えられたことに安堵。

(東座・塩原快歩くん)
「難しかった。悔しいっすね。みんな温かくて、めっちゃいい祭りと思った」

家族に見守られる中、大役を果たした快歩くんを「OMATSURIちゃん」に認定。法被にまた一つ、手形が刻まれました。

CBCテレビ「チャント!」4月17日放送より

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