加藤愛アナが愛知・みよし市の愛されフード『美好餅の大福餅』を調査! とにかくデカくて、やわらかい! とろけるウマさの絶品大福!
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、『愛知・みよし市』の『美好餅の大福餅』です。
「並んででも買いたい!」和菓子店『美好餅』の朝の光景は?
聞き込みによると、『美好餅の大福餅』はとにかく大きくて、やわらかく、「並ばないと買えない。でも並んででも買いたい!」という声も聞かれた、午前中に売り切れることもある人気の商品のよう。店名の『美好餅』がひと際目立つ店におじゃましました。様々な和菓子が並ぶ中、大きくて丸い『大福餅』が置かれていました。この店は朝8時50分に開店。いつも既にお客さんが並んでいて、次から次へと訪れます。おいしいという評判を聞いて買いに来た人や、「何度も来ています。みよしといえば、ここの大福餅」と言うお客さんもいました。
看板商品への思い「たかが大福、されど大福!」
加藤アナが大福餅をいただくと、持つのが大変なくらい大きくてやわらか。あんこはサッパリした甘みで、餅の弾力も感じながら味わいました。2代目店主が「もち米100%でコシがあって、やわらかい。概念が崩れるかも」と言うと、加藤アナも「こんなにやわらかい大福、食べたことないです!」と初めての出会いのよう。
材料は、2代目が甘みの濃さに惚れ込んだ宮城県産のもち米。それを蒸し上げて、餅つき機でつきます。やわらかさの秘密は、とにかく数多くつくことで、約20分続けます。そして、やわらか過ぎないギリギリのラインを2代目が手で確かめて、餅が完成します。
この餅で包むのは、北海道産の小豆を炊き上げたあんこ。大福餅のサイズは、お客さんの喜ぶ声で少しずつ大きくなっていったそうです。夏場は800個、冬場だと1000個以上も売れるという看板商品。「たかが大福。でも、僕の中では、されど大福なんです!」と2代目は熱く語ります。
父親が敷いたレールに感謝 それに乗って走り続ける2代目
『美好餅』の創業は1967年。初代が名古屋で修業後、地元で和菓子店を始めました。しかし9年前に他界し、その後は2代目が店を守ってきました。「おやじが築いたものを継いで、よくなかったと言われるのだけは嫌だった。2代目が継いでよかったと言われるくらいには頑張ろうと…」という思いで大福と真摯に向き合い、自分の納得するものに仕上げてきました。根本的には何も変わらないですが、先代よりも2代目の餅はやわらかめ。「全部、おやじが敷いたレール。だから1からではないんです。それに乗ってやるだけだったから、おやじはすごかったなと思う…」と、父親への感謝と謙虚な気持ちを表しました。
50年以上、地元の人たちに愛され続けている大福餅。「期待を裏切らないように頑張りたい。たかが大福、されど大福です!」と今一度、看板商品を守る決意を言葉にした2代目でした。
(CBCテレビ「チャント!」9月5日(木)放送より)