加藤愛アナが愛知・碧南市の『福本焼』を調査! 中を開けば3層のボリューム満点!愛されフード
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、『愛知・碧南市』の『福本焼』です。
地元の人気麵を生かし、愛されて半世紀
聞き込みによると、『福本焼』はお好み焼きの上に焼きそばがのって、さらにオムライスのように薄焼き卵がのっているとのこと。教えてもらった『お好み焼 福本屋』におじゃましました。創業から47年、地元に根付いた人気店です。
看板商品の『福本焼』は鉄板にのったオムライスのようですが、真ん中を切り開いてみると“薄焼き卵”の下に隠れていたのは“焼きそば”。そして土台となっているのが“お好み焼き”です。早速いただくと、「お好み焼きがものすごくフワフワ食感で、その上にモチモチの焼きそば。それぞれ全然違うものだけど、卵で一つになっています」と加藤アナ。焼きそばの麺は地元で絶大な人気を誇る老舗『大磯屋製麺所』のもので、香りが高くモチモチ食感が特徴。『福本屋』では、この麺の味わいを生かすために作った自家製の焼きそばソースで麺を炒めます。お好み焼きは小麦粉を極力少なくして、つなぎの山芋とたっぷりのキャベツでフワフワ食感に焼き上げています。
さらに『福本焼』には変わった味変も! それは“甘くない生クリーム”で、ビーフシチューに使われているのをヒントに先代が思いついたのだとか。加藤アナも「まろやかになる!」と味わいました。
『福本焼』と二大看板!『天使のトマト焼』とは?
『福本屋』の創業は1977年。『福本焼』は“どこにもない味 ここの味”を目指していた父親のアイデアで誕生し、店名をそのまま名前に付けました。現店主は、幼い頃から両親の働く姿を見て育ち、学校を卒業してからは洋食店で修業し、その後、店を継ぎました。9年前には移転しリニューアルオープン。地元の食材を生かしながら、数々の料理を考え出してきました。中でも、お好み焼きが野菜たっぷりのヘルシーな食べ物であることを知ってもらいたいと、女性の意見を重視して作ったという逸品が『天使のトマト焼』です。
キャベツたっぷりのお好み焼きの上に、真っ白なクリームチーズをたっぷり。そして、地元の契約農家から仕入れた甘いトマトを軽く炒めてトッピング。まるでケーキのようなお好み焼きです。加藤アナは「酸味も甘みもあって、チーズのまろやかさでコクが増して、おいしいです」と味わいました。女性に喜ばれるように作った『天使のトマト焼』ですが、男性からの評判も上々のようで、いまや『福本焼』と並ぶ二大看板だそうです。
「父が考えた『福本焼』。僕が考えた『天使のトマト焼』。これが同時に出た時は感慨深い。親子共演みたいで」と嬉しそうに店主は語りました。
(CBCテレビ「チャント!」7月11日(木)放送より)