岐阜県可児市の愛されフード『さしみうどん』を調査! 刺し身のように鮮度が命の打ちたて&ゆでたてうどん
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、町に根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。
今回は、『岐阜県可児市』の『さしみうどん』です。
加藤アナは「刺し身がのっているうどん?」とストレートな予想をして聞き込みを始めると、「魚の刺し身じゃない」ことが判明。刺し身がのっているわけではなく、ゆでたてのうどんをお刺し身のように醬油で食べるのだとか。『ときわ』という人気店の限定うどんで、開店してすぐ行かないと食べられないそう。
おじゃました『手打ちうどん ときわ』は、創業およそ40年。ご主人が毎日手打ちをするこだわりのうどんが評判です。お目当ての『さしみうどん』は、ツヤツヤと光る真っ白な麺で、醤油にワサビまたはショウガをといていただきます。他に薬味のネギ、大根おろし、大葉も添えられていて、お好みで加えます。このうどんになぜ『さしみ』と付けたのか?ご主人に尋ねると、「ゆでたてで新鮮ということと、食感がイカ刺しのよう」だからとか。
加藤アナは、ショウガ醤油をうどんに回しかけていただきました。しっかりとしたコシとモチモチとした食感、そして「ツルッとした感じがイカ刺しに似ている」と特徴を実感。さらに他の薬味もタップリのせて、味変を楽しみました。
この店で出す通常のうどんと『さしみうどん』の違いを聞くと、材料や練り方、打ち方は全て同じ。でも、通常のうどんは、最初に下ゆでをしてから、注文が入ったあとで再びサッとゆでて出しますが、『さしみうどん』は最初のゆで上げのあと、すぐにお客さんの前に。そのため、店の営業開始の午前10時30分から正午までと、昼休憩後の夕方5時30分から1時間の時間限定で出しています。この打ちたてゆでたてのうどんをメニューに加えたのは、手打ち麺のおいしさを一番いい状態で味わってもらいたいから。また、夏には限定で肉みそをのせた『さしみうどん みそ味』も登場しています。食べ応えもあって、暑い季節に大人気です。
さらに、さしみうどんとセットで頼む人が多いという、こだわりの出汁に卵を溶いたあんが評判のあんかけスタイルの『カツ丼』もいただきました。
手打ちにこだわって40年。「やっぱり人間の手はすごいと思う。伝わってくるから」と手で麺の声を聴いて、お客さんの「おいしかった」という声に日々応えるご主人でした。
(7月27日(木) CBCテレビ「チャント!」より)