食べたフジモン「……」食虫植物で炊く『ウツボカズラ飯』の圧倒的ビジュアル 潜在能力の発揮には“おかず”必須か
16日午後、CBCテレビ『ちょい足し』で、フジモンことFUJIWARA藤本敏史さんが名古屋の大人気スポット・東山動植物園をリポート。食虫植物「ウツボカズラ」を使った料理にチャレンジしました。
東山で動物園に勝るとも劣らない世界の貴重な生き物が見られるのが植物園。これからが見頃の紅葉だけでなく、国の重要文化財に指定されている日本最古の公共温室が8年ぶりにリニューアルオープンしました。
温室内には、開館当初から80年以上あるヤシの木や、50年かけて高さ10mにもなるアガベなど約1400種類が展示されていて、中でも注目なのが、コバエなどを食べる“食虫植物”ウツボカズラです。
「あ、聞いたことある!」とその名に反応したフジモン。一緒にロケに参加したCBCの斉藤初音アナから「このあたり全部ウツボカズラなんです」と明かされると、その規模に驚きますが「つり下がっててかわいらしいですよね!」とのコメントには「いや、かわいらしくは別にないけど…」と、食虫植物のおどろおどろしさは否めないといった様子。
これからの時期、リビングに置いておけばコバエが減ると家で育てる人も増えるなど、密かに人気を集めているウツボカズラですが、指導園芸係の眞田さんは、現生する東南アジアでは「中にご飯ですとか、ココナッツミルクを入れて蒸したものが、伝統料理として食べられています」と紹介。
なんと、ウツボカズラを“飯ごう”代わりにし、中にお米を入れて炊く『ウツボカズラ飯』なる料理があるんだそうです。
これに入社2年目・斉藤アナが物凄いテンションでフジモンに畳みかけます。「ちなみに藤本さん、食べてみたくないですか?」「食べてみたくないです」「でも、かわいい形なんで」「いや、形がかわいいからって、おっさんが『かわいい!食べたい!』ってなるワケないやん」「ただ、今旅行できないじゃないですか。マレーシア旅行に行った気になれますよ」「なれる?」
若手アナウンサーの恐るべき進行に、気圧され続ける歴戦のお笑い芸人。最後に斉藤アナが念のため、「食べたいですよね?」と確認すると、「もう…食べたいって言わなあかんやん(笑)」。
ウツボカズラ飯の材料は、ウツボカズラとココナッツパウダー、砂糖、牛乳、一晩水につけたお米。
良く洗ったウツボカズラにお米を3分の1入れ、ココナッツパウダーと砂糖、牛乳を混ぜ合わせてココナッツミルクを作り、お米の入ったウツボカズラに3分の1加えます。そして鍋で30分蒸したら『ウツボカズラ飯』の出来上がりです。
外は食べられないため、中からお米を取り出して食べてみたフジモン。次第に顔をしかめ、「……おいしくないね。ホントにうっすらココナッツの味はするけど」。それを聞いた斉藤アナも口に入れるなり思わず笑ってしまい、「わろてるやん」とツッコミを受けますが、何とか「ココナッツごはん!みたいな感じですね」とコメント。
さらに「おかずと一緒に食べるとおいしいかもしれません。どのおかずとも合いそうな」と続けると、フジモンもハッとした表情で「あ、それはある。それはそうよ、うん。おかずがいるよね、コレ」。ウツボカズラ飯の本来のポテンシャルは、おかずと合わせることで発揮されると結論づけました。
(10月16日(土)午後5時放送 CBCテレビ『ちょい足し』より)