本気の熱中症対策2020

2020年8月9日(日)放送 【第418回】
本気の熱中症対策2020

サマリーSummary

ゲンキスチューデント:トラウデン直美
ゲンキリサーチャー:虻川美穂子(北陽)
夏真っ只中のこの時期に気をつけたいのが熱中症。夏の疲労が積み重なる8月は、熱中症が重症化しやすく死亡者も増えるため注意が必要です。そこで今回は、最新の熱中症対策をご紹介します。

熱中症の症状について

・軽度
熱中症の初期の段階では、めまい・大量の汗・筋肉の硬直など、一見熱中症と気づきにくい症状が現れます。この時、水分摂取や涼しい所で休むなどすれば症状がおさまることが多いといわれています。

・重度
初期の段階で気付かず悪化してしまうと、頭痛・嘔吐・倦怠感などの症状が出始め、病院での治療が必要になります。さらに重症化すると、脳の障害が起きやすくなるだけでなく、肝臓・腎臓で炎症が起こり多臓器不全という状態になって命を落とす危険もあります。

<病院へ行く目安>
熱中症の初期症状であるめまい・立ちくらみなどの症状が現れたら、涼しい場所に移動して水分補給を行ってください。改善すれば病院に行く必要はありませんが、1時間ほど経過しても改善しない場合は病院で受診しましょう。また、意識が朦朧とする場合はすぐに救急に連絡してください。

熱中症の意外な落とし穴

こまめな水分補給を心がけていても熱中症になる場合があります。落とし穴に気をつけて、熱中症を予防しましょう。

・睡眠不足
睡眠が足りないと自律神経が乱れて体温調節機能が低下します。すると、熱の放出がうまくできなくなり、体温が上昇。熱中症になりやすくなってしまいます。そのため、日頃から十分な睡眠時間を確保しましょう。

・時間差
普段エアコンの使用を控えている方は、ジワジワ型の熱中症に要注意!日常的に暑さを我慢していると、日を追うごとに疲労が蓄積し突然時間差で熱中症の症状が現れる事があります。特に高齢者の方は、暑さを感じにくくなっているため注意が必要です。暑さは我慢せず、こまめな換気をしながらエアコンで部屋の温度を調整しましょう。

<熱中症になりやすい人>
汗の出る汗腺が未発達の乳幼児、暑さを感じにくくなっている高齢者は、熱中症になりやすいといわれています。また、心臓病や糖尿病、高血圧などの持病がある方も体温調節機能の乱れの原因となるため注意が必要です。

熱中症対策に!身体を効果的に冷やすポイント

体を冷やすときは、首の前側を冷やすのが効果的!首の前側には太い血管が通っているので、その部分を冷やすと効率よく体温が下げられます。さらに、脇の下や太ももの付け根にも太い血管が通っているため、冷やす事で熱中症対策につながります。

腸活で熱中症予防

熱中症を予防するには、熱中症になりにくい身体を作る事も大切です。熱中症対策で重要な水分やミネラルは腸で吸収されているため、腸内環境を良くすると吸収効率が高められ、熱中症予防につながります。

<熱中症予防には「米麹の甘酒」がオススメ>
甘酒に含まれる乳酸菌には整腸作用があるので、熱中症予防に欠かせない水分やミネラルの吸収を高めてくれる効果が期待できます。米麹から作られる甘酒は、“飲む点滴”とも呼ばれノンアルコール。塩分・水分・糖分を適度に含むため、熱中症予防にぴったりです。

<おすすめレシピ!甘酒×炭酸スペシャルドリンク>
≪材料≫
好きな米麹の甘酒
無糖の炭酸水

≪作り方≫
甘酒と炭酸水を1:1で割ったら完成

≪ポイント≫
炭酸が腸を刺激し、水分の補給や甘酒の栄養を吸収しやすくなります。さらに、炭酸は疲労回復や血流改善の効果も期待できるので、体温の調節にもつながります。スッキリとした味で飲みやすいので、ぜひお試しください。

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