必見!正しい水の飲み方!1日2Lって本当?

2020年7月26日(日)放送 【第416回】
必見!正しい水の飲み方!1日2Lって本当?

サマリーSummary

ゲンキスチューデント:トラウデン直美
ゲンキリサーチャー:U字工事
暑いこの時期に欠かせないのが水。きちんと飲めば脳梗塞や心筋梗塞の予防はもちろん、便秘解消や熱中症予防などさまざまな健康効果が期待できます。しかし、いくら水を飲んでいても飲み方が間違っているとこれらの健康効果を得られなくなってしまいます。そこで今回は、正しい水の飲み方をご紹介します。

水と健康の大切な関係

ヒトの水分量は、男性は体重の約60%、女性は約55%と言われています。体内の水分が失われるとさまざまな症状が現れ、20%以上の水分を失うと死に至る事もあります。だからこそ、水分補給はとても大切です。

1日に必要な水分量は?

あまり汗をかかない環境でも、水分は常に身体のあらゆる場所で失われています。これを不感蒸泄といい、失われる水分量は1日に皮膚・呼吸・汗・尿・便から2.5Lと言われています。そのため、食事で1 L ・飲み物で1.5L、合計2.5Lの水分を毎日摂るのが理想です。ただし、汗をかく事が多い仕事の方は、飲み物で2Lの水分を摂るが目標。自分に合った水分摂取を心がけましょう。

水の飲み方の落とし穴

きちんと水分を摂っているつもりでも、さまざまな落とし穴があります。正しく水を飲んで健康生活を送りましょう。

・コーヒー
コーヒーを飲むとカフェインの利尿作用によって、水分が尿として失われてしまいます。
人によっては水分として体内に補給される方もいますが、コーヒーを飲んですぐにトイレに行く方は注意が必要です。

・お酒
お酒には強い利尿作用があり、ビールを1L飲んだら1.1Lの水分を失ってしまうという研究結果もあります。そのため、お酒を飲むときは飲んだ量以上の水分摂取が必要です。

・一気飲み
身体が水分を吸収できる1回の量は、200~250mLとのことで、これ以上の水を一気に飲むと、水分が尿として排出されやすくなってしまいます。そのため、一度にたくさん飲むのではなくこまめな水分補給が大切です。

・就寝前の水の飲み方
夜中のトイレが気になって就寝前の水分を控えている方も多いのでは?しかし、寝る前に水を飲まないと血管の中の血液が固まりやすくなり心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まってしまいます。寝る前に水を飲む習慣をつければ、身体的にも精神的にもだんだん慣れていくので命を守るためにもしっかりと水分を摂りましょう。

~食事量も大切!~
水分は、飲み物だけでなく食事からも摂取しているので食事量が少ないと水分不足になってしまいます。特に今の時期は、熱中症につながってしまうため要注意。どんな食べ物にも水分は含まれているので、しっかり食べれば1日に1.5Lの水分を摂る事ができます。

<理想の食事量(一例)>
朝食:トースト、ポテトサラダ、目玉焼き、牛乳、果物
昼食:ご飯、豚肉の生姜焼き、おろし和え、ヒジキの煮物、果物
夕食:ご飯、アジの開き、ゴマ和え、煮物、アサリのすまし汁

効果別!オススメの水の温度

・常温
普段飲む水は、常温がオススメ。常温の水は吸収が緩やかで、起床時などに飲むと細胞の働きを活発にしてくれます。

・白湯
白湯にはリラックス効果があり、寝る前に200mLを目安に飲むと眠りやすくなる効果が期待できます。

・冷たい水
夏場に飲むと体温を下げてくれるので、熱中症予防につながります。ただし、胃腸への負担が大きいので飲み過ぎは禁物です。

夏にオススメ!水分補給に「スイカ」

スイカの水分量は89.6%あり、野菜や果物の中でもトップクラス。しかも、糖質を含む水分の方が身体への吸収率が高いという研究結果もあり、夏の水分補給にオススメの食材です。ただし、糖分が多いので1日4分の1程度にするなど食べ過ぎには注意しましょう。

<スイカの健康効果>
スイカには、抗酸化作用を持つリコピンとシトルリンが含まれており、ダブルの効果で老化や動脈効果などを予防する効果が期待できます。

・リコピン
トマトに多い事で知られるリコピンですが、スイカにはトマトの1.4倍のリコピンが含まれています。

・シトルリン
シトルリンは、今注目の栄養素でお肌などを老化させる活性酸素をビタミンCの2倍の速さで除去する働きがあります。

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