静かに進行!コワイ目の病気 40代からの緑内障対策

2020年5月31日(日)放送 【第408回】
静かに進行!コワイ目の病気 40代からの緑内障対策

サマリーSummary

ゲスト:光浦靖子
ゲンキリサーチャー:コカドケンタロウ(ロッチ)
ドクター:中澤徹
視神経が障害され視野が欠けていく病気「緑内障」。40歳以上の20人に1人がかかっていると言われおり、失明の可能性もある恐ろしい病気です。今回は、緑内障について徹底リサーチ。自宅でできる簡単緑内障チェック法もご紹介します。

緑内障とは?

目の中を通る神経に障害が起こり、視野が徐々に欠けてしまう病気です。緑内障によって失われた視野は元に戻らず、失明の可能性もあります。この病気の怖いところは、自覚症状が弱い事。早期発見のためには、検診を受ける事が大切です。

<緑内障に気づかない理由>
・片方の目や脳で補完する
片方の視野が欠けていても反対側の目や脳で補うため、初期の段階で気づく事が困難です。
・数年単位でゆっくり進行する
緑内障の視野の悪化・進行は年単位でゆっくり進みます。さらに、視野の悪化は周辺から始まるため、異変を感じる頃には緑内障が進行しているケースが多数です。

<日本人の7割が正常眼圧緑内障>
緑内障を診断する上で重要なのが眼圧です。ただし、日本人の7割は正常眼圧緑内障。目の神経が弱い傾向にある日本人は、眼圧が正常でも緑内障になる恐れがあります。

緑内障危険度チェック

下記の項目に1つでも当てはまる場合は、将来緑内障になる可能性があります。

<緑内障危険度チェック>
□低血圧気味・高血圧治療中
血流が悪いと、視神経への栄養が十分に行き届かず緑内障のリスクが上がります。そのため、低血圧の人や高血圧治療で血圧を薬で下げている人も緑内障になるリスクがあります。
□冷え症、片頭痛がある
冷え症や片頭痛の人は、外からの刺激によって血管が収縮し血流が悪くなるため、緑内障になるリスクがあります。
□強い近視がある
近視は、目が伸びている状態。神経が引き伸ばされて薄くなるとともに、血管が細くなるため、血流が悪くなります。
□いびきがよく止まる
睡眠時無呼吸症候群も、血流が悪く視神経への酸素が不足しがちになるため、緑内障になるリスクがあります。
□親やきょうだいに緑内障の人がいる
親やきょうだいに緑内障の人がいると、緑内障になるリスクが約9倍、上がります。症状が進行した家族がいる場合は、特に早めの検査をおすすめします。

あなたは大丈夫?自宅で簡単!緑内障チェック

<簡単!緑内障チェック>
▼A4サイズの方眼紙を持ち正面に30cm程離す
▼片方の目を覆う
▼中心点を見た時に周りの格子がどう見えているかを確認
▼反対側の目も同様に行う
方眼紙の四隅が欠けたり、霞んだりする場合や、一部が暗く見えるなどの異常がある場合は、緑内障の疑いがあります。早めに病院を受診しましょう。

~緑内障を予防するために~
緑内障には酸化ストレスが関係している事がわかっています。そのため、緑黄色野菜や魚の脂、納豆などの発酵食品を積極的に摂ると、緑内障発症の頻度を減らす効果が期待できます。

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